その3 セレン 抗酸化ビタミン やミネラルと摂ると放射線防御効果がより高まる

セレン 抗酸化ビタミン

その3 セレン 抗酸化ビタミン や亜鉛、銅、鉄などのミネラルと摂ると放射線防御効果がより高まります。セレンはミネラルと一緒に摂るとより効果大です。

セレン 抗酸化ビタミン と一緒に摂る セレンが作るGPXはビタミンE不足で劣化

セレンは放射線被曝、とりわけ内部被曝による健康への影響を防ぐための最も重要な栄養素です。さらにセレンは、ほかの栄養素と組み合わせることで、より効果が発揮されます。

セレンと一緒にとることで、相乗効果が期待できる栄養素についてがポイントとなります。ビタミンやミネラルの中には、セレンと同様、抗酸化作用をもつものがあります。これについては、酸化ビタミン・ミネラルがあると、セレンと一緒になって、放射線によって発生する活性酸素を消去する力が高まります。

抗酸化ビタミンは、ビタミンA (βカロテン)、ビタミンC 、ビタミンE の3つ、抗酸化ミネラルは、セレン、マンガン、銅、亜鉛、鉄の5つです。

体内で作られる抗酸化酵素には、SOD、GPX、カタラーゼがあります。マンガン、亜鉛、銅はSODを作る材料、セレンはGPXの材料、鉄はカタラーゼの材料です。

カタラーゼは細胞の中のミトコンドリアというところで、GPXのように、過酸化水素を分解します。抗酸化酵素と抗酸化物質は、それぞれ単独で抗酸化力を発揮するのではなく、お互いに連携しながら働いています。

たとえば、抗酸化酵素のGPXは、ビタミンEが不足すると働きが悪くなります。一方、ビタミンEは自らが酸化されることで、活性酸素の酸化反応をストップさせます。この酸化されたビタミンEを復元させるのにビタミンCが必要となります。

酸化されたものを元に戻すことを還元といいますが、ビタミンCもまた、自らが酸化されることで、抗酸化力を発揮しますが、これを還元するのがナイアシンです。
また、マグロや青背魚に多く含まれるDHA・EPAは化粧品にまで含まれるようになりました。
血栓の予防にEPA・DHA
https://more-supplement.info/use/archives/30

セレン 抗酸化ビタミン と一緒に摂るとより効果的 まとめ

セレン、抗酸化ビタミン、亜鉛、銅、鉄などの栄養素は、放射線防御に対する一定の助けとなる可能性がありますが、その効果は放射線の種類や線量、被曝の状況に依存します。以下に、これらの栄養素の放射線防御についての情報です。

  1. セレン: セレンは抗酸化作用を持つ栄養素で、細胞を酸化ストレスから保護するのに役立ちます。一部の研究では、セレンが放射線被曝による細胞損傷を軽減する可能性があるとされています。ただし、過剰なセレン摂取は有害であるため、バランスの取れた食事から摂取することが重要です。
  2. 抗酸化ビタミン: 抗酸化ビタミンとして知られるビタミンCやビタミンEも、細胞を酸化から保護する役割を果たします。これらのビタミンは体内の抗酸化防御システムをサポートし、放射線による酸化ストレスに対抗するのに役立つ可能性があります。
  3. 亜鉛、銅、鉄: これらのミネラルは、細胞機能や免疫機能に関与する重要な栄養素です。適切な量の亜鉛、銅、鉄を摂取することは、放射線被曝に対する免疫システムの健全性を維持するのに役立つかもしれません。

ただし、放射線被曝に対する最善の防御策は、被曝を最小限に抑えることです。特に医療用の放射線検査や治療を受ける場合、医師の指導に従い、必要な予防措置を講じることが重要です。

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その4 セレン 不足 魚や海藻、肉、卵に豊富に含まれるが、日本人平均の 100 ㎍ をとるのは困難

セレン 不足

その4 セレン 不足 魚や海藻、肉、卵に豊富に含まれるが、日本人平均の 100 ㎍ をとるのは困難です。放射線リスクを考慮した場合には 200 です。

セレン 不足 野菜より動物性食品に多く含まれる

セレンは魚介類や海藻類、豚肉、鶏肉、卵などに豊富に含まれています。主食のお米の場合は、玄米では100gあたり26㎍含まれていますが、精白米にすると4㎍に減ってしまいます。玄米がいいと言われるひとつの理由にもなっています。

また海藻類を除くと、植物性食品より動物性食品のほうが圧倒的にセレン含有量が多いので、魚介類や肉類をしっかりとることが、セレンを効率よく摂取するコツです。
歳をとると動物性食品をほとんど口にしないで豆などを食べる人もいますが、ある程度は動物性食品も必要なのです。

平均は1日約100㎍とされており、サプリメントなどによる過剰摂取を防ぐため、上限を30~40才男性(基準体重68.5kg) で約300 ㎍としています(女性やそれ以外の上限値は、4.4㎍/kg/日で計算)。

実際には、セレンの過剰摂取で健康被害が現れるのは、800㎍を超えた場合なので、普通に食事からとる場合は、過剰摂取の心配をする必要はありません。
海外には土壌にセレンが少ない地域が存在します。幸いなことに、日本の土壌中のセレンは多くもなく少なくもない状態なので、病気になるほどのセレン欠乏をまねくことはありません。

輸入野菜などはセレンの含有良が少ないものもある

しかし、最近はグローバル化で、海外の農産物が日本にもたくさん入ってきています。中国は土壌のセレンが少ない地域が多く、野菜などにセレンを多べ含んでいない可能性があります。

私たちは知らず知らずのうちに、低濃度セレン含有食物を食べている可能性もあるのです。また最近は魚離れの傾向があり、セレンの摂取量は、昔に比べると少なくなっていると考えられます。

また、野菜も昔に比べると、すべてのミネラルの含有量が減ってきているので、セレンも減少しているのではないでしょうか。さらに、体内で活性酸素が発生しやすいと、それを消去するため、セレンが多く使われます。
現代の食品は農薬や食品添加物などが多く、これらも活性酸素を増やす大きな要因です。そのため、かなりの量のセレンが消費されます。そのため、意識してとらないと、食事から1日100㎍のセレンをとることはできないでしょう。

セレン 動物性食品 に含まれる まとめ

セレンは植物性食品と動物性食品の両方に含まれていますが、動物性食品には通常高濃度のセレンが含まれています。セレンが豊富に含まれる一部の動物性食品です。

  1. 鶏肉: 鶏肉はセレンの良い源の一つです。特に鶏の胸肉には多くのセレンが含まれています。
  2. 七面鳥(ターキー): 七面鳥肉もセレンが豊富な動物性食品であり、他の家禽と同様にセレンを提供します。
  3. 魚: 特に海産物にはセレンが豊富に含まれています。サケ、タラ、ホタテ、イワシなどの魚介類はセレンの良い供給源です。
  4. 牛肉: 牛肉にもセレンが含まれており、特に赤身の部位に多くの栄養素が含まれています。
  5. 豚肉: 豚肉はセレンが豊富で、ローストポークやヒレカツなどの料理で摂取できます。
  6. 卵: 卵はセレンが豊富で、卵黄に多くの栄養素が含まれています。

動物性食品からセレンを摂取する際には、適切な調理法や食事バランスを考慮することが重要です。セレンは必須栄養素であり、過剰摂取は問題を引き起こす可能性があるため、適量を摂ることが大切です。また、食事からのセレン摂取をサポートするために、バラエティ豊かな食品を組み合わせることもおすすめです。

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その5 セレン 摂取で ガン減少 1 日 200㎍ 摂ったらガン発症率、死亡率ともに低下した

セレン 摂取で ガン減少

その5 セレン 摂取 ガンが減少 1 日 200㎍ 摂ったらガン発症率、死亡率ともに低下したという情報です。ガンが減少したのは、発症率、死亡率共に低下したのでこれは貴重なエビデンスです。

セレン 摂取で ガン減少 セレンのガン予防効果

セレンを多めに摂ると、がんの発症率が下がるは、さまざまな研究でも確認されています。アメリカ、アリゾナ大学のクラーク氏らは、土壌中のセレン濃度が最も低いアメリカ南東の居住者1312人に、セレンを1日200㎍ 投与しました。その結果、セレンの投与によって、すべてのがんの発症率が25%下がり、前立腺がんは42%、結腸・直腸がんは54%と減少し、すベてのがんの死亡率を51%減少させたことが確認されました。

その後もクラークらは、皮膚がん患者1300人以上を対象に、臨床試験を行いました。被験者をセレンを1 日200㎍与えた群と、偽薬を与えた群に分け、これを約7年間続けました。

その結果、セレン群は偽薬群と比べて、がんの発症率が42%に減少し、がん死亡率は50%以下になったことを報告しています。この結果から、がんの抑制には、セレン1日200㎍がすすめられます。
さらに1日300㎍のセレンの摂取で、肺がん、大腸がん、前立腺がんの発症率が大幅に減少したと報告しました。

中国の幽氏らは、セレン欠乏と慢性B型肝炎が風土病である中国青海省で、2万947人の住民にセレンを毎日30~50㎍与える大規模な臨床試験を行いました。
その結果、初期の肝がんの発症率が50%低下しました。また初期の肝がんになる危険性の高い集団の家族にセレンを1日20㎍または偽薬を与えました。その結果、セレンをとった群は、初期の肝臓がんが35%減少したと報告しています。

がん死亡率とセレンの血清中濃度は逆相関する

これも中国の研究ですが、李氏らは食道がんの死亡率が世界一高い中国良郷で、抗酸化食品として、毎日βカロテン、ビタミンEおよびセレン50㎍を5年間とってもらいました。

この研究期間で胃がんと食道がんを合わせた死亡率を調べたところ、セレンなどをとらない群の死亡率は32%でしたが、とった群の死亡率は13%に減少しました。

また李氏らは、中国での追跡調査で、食道扇平上皮がんと胃噴門部がんの死亡率と血清中のセレン濃度との間に逆相関があることを発見しました。それによって、がんにかかりやすい人の血清中のセレン含有量は78 ㎍/L以下の含有量であると定義されました。

多くの研究で、セレンを多めにとることで、乳がん、食道がん、胃がん、前立腺がん、肝臓がん、膀胱がんなどに効果があったことが報告されています。

セレンが、がんを抑制するのは、その強力な抗酸化作用によって、体内の活性酸素に細胞が傷つけられないよう保護するからです。
またセレンは免疫細胞の働きを強化することで、がんができるのを抑制し、同時にがん細胞の増殖を遅らせます。さらに、セレンには有機セレンと無機セレンがありますが、有機セレン(セレノメチオニン) は、がん細胞にアポトーシス(細胞死)を促す働きがあります。
また、がんは増殖するために、自ら新しい血管(新生血管)を作つて、栄養補給を行います。有機セレンは、がんの血管新生を阻害する作用があることも、よく知られています。

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【特製酵母ミネラルとは】
●シュラウザー博士(ドイツ)が発明した、ミネラルの製造方法。
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【カプセルは植物性素材】
●ミネラルサプリメントに使われているカプセルはプルランと呼ばれる素材です。
プルランは非遺伝子組換キャッサバ芋のでんぷんを使用したカプセルで、酸素透過性がゼラチンカプセルの約8倍、植物セルロースカプセルの約300倍、低いため内容物を酸化から守り、品質を保持します。

●1日1カプセル使用で約2ヵ月分です。

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