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よくあるQ&A デトックス で代謝を上げ痩せるための情報。ダイエットに関する、よくある質問と回答。

ウーロン茶で痩せられるの?

現在のようなダイエットブームが巻き起こる前のことですが、健康ブーム・ダイエットブームの走りとなったのが、ウーロン茶の存在です。

その当時から、「飲むだけでやせる」という噂が流れ、ウーロン茶の認知度は一気に高まりました。今ではすっかりお馴染みになったウーロン茶ですが、肝心のやせる効果についてはどうなのでしょうか?

最近の研究によると、ウーロン茶にはポリフェノールが含まれ、その成分が肥滴予防に効果があることがわかってきました。ポリフェノールというと、赤ワインやチョコレートを思い浮かべるかもしれませんが、実際には植物の多くに含まれています。ただし、人間の体に有効なのはごく一部。ウーロン茶ポリフェノールは、「半発酵」というウーロン茶独自の製法によって生まれるため、緑茶や紅茶にはない効果があるといわれています。

では、ウーロン茶ポリフェノールを摂取すると、どんな効果があるのでしょうか。まずひとつは、食べ物の脂肪分を吸着して、体外へ排出する働きです。

高脂肪のエサを与えたラットにウーロン茶を飲ませた実験では、水を飲ませたラットよりも、脂肪の排泄量がおよそ30%多かったという結果が出ているそうです。

もうひとつ、血液中の中性脂肪の量を減らす働きもあります。ウ一口ン茶ポリフェノールによって、脂肪分解酵素の「リパーゼ」という物質が活性化されると、中性脂肪は「遊離脂肪酸」に分解されます。

実は、これがダイエットによいといわれているのです。とはいえ、ウーロン茶を飲むだけではやせられません。遊離脂肪酸は筋肉のエネルギー源となる物質ですから、燃焼させるためには身体を動かす必要があるのです。何もしないままでいると、遊離脂肪酸はまた元の皮下脂肪に戻ってしまいます。ですから、ウ一口ン茶で皮下脂肪を減らしたい場合は、身体を動かす前にウーロン茶を飲み、有酸素運動を行うことがポイントになります。

実際にウーロン茶のポリフェノールを使ったダイエットのレビューがあります。ウーロン茶特有の重合ポリフェノールが含まれたサプリの使用感

香りの効果でも痩せられる?

美容に興味をお持ちの方なら、大手化粧品メーカーから、「香りでやせられる」と評判のボディ用美容液が発売されたのはご存知でしょう。

発売当初、香りでダイエットできるなら使ってみたいという人が多く、大変な反響を呼びました。やせる香りとは、グレープフルーツやフェンネル、コショウなどの香りで、化粧品メーカーでは、これらの香りには、交感神経を活性化させ、中性脂肪が分解して生じる「遊離脂肪酸」という物質を燃やしてエネルギーに変化させる効果があるとしています。

しかし、肝心のダイエット効果はというと、その製品を使って劇的にやせたという話は聞いたことがなく、香りを喚いだり、皮膚から成分を浸透させるだけでは、みるみる脂肪を燃やすという「奇跡″」は起きないのが現実です。

ただし、やせるかやせないかは別としても、「香り」が人間の体や心に何らかの形で作用するのは事実です。アロマテラピーの作用を例にして説明しましょう。

エッセンシャルオイルの匂いは、まず、鼻の奥にある喚細胞と呼ばれるところへ届きます。その後、匂いは電気信号に変換され、嘆神経を介して「大脳辺練糸」へ送られます。ここは快・不快といった感情や、食欲などを司る器官ですから、香りの刺激によって、精神をリラックスさせたり、元気を出したりするという効果が得られます。

さらにその後、香りの刺激は2つのルートを辿ります。そのひとつは、脳の視床下部。ここは、体温や血圧などの調節、内臓の働きを調整する器官ですから、香りの刺激によって体に生理反応が起こります。また、もうひとつのルートでは、香りは大脳新皮質に伝えられ、「匂い」として認識されるという仕組みです。

さすがに匂いを喚ぐだけではやせることはできませんが、ダイエットに香りを利用するのは悪いことではありません。好きな香りを喚ぐことで、ダイエット中のストレスを緩和したり、マッサージオイルに使うなど、自分なりに工夫するといいでしょう。

ちなみに、グレープフルーツの香りは、アロマテラピーでは、気分をリフレッシュさせたり、リンパの流れを改善して、老廃物を体外へ排出する作用があるといわれています。

体の調子を整えるマッサージ

プチ断食はダイエットに有効か?

多くの宗教では、祈願や抗議、修行などを目的として、古くから断食を行ってきました。その歴史からみても、断食そのものは、特に健康を害する行為とはいえません。

とはいえ、ダイエットを目的とした断食と、宗教活動としての断食ではそもそも意味合いが違います。まして、断食に慣れていない日本人が、いきなり行うのは危険。それで、これまで「断食ダイエット」というのは、タブーとされてきました。

ところが最近では、本格的な断食ではなく、「プチ断食」というものが登場し、ブームを呼んでいます。そこで気になるのがダイエット効果ですが、これは専門家の間でも意見が分かれるところです。

効果があるという人もいますし、「ダイエットは長続けてゆっくり脂肪を落としていくのが基本」「プチであっても、断食は危険」と否定する意見もあります。

両者の意見は相反するように聞こえますが、ようするにこういうことです。「正しい知識を持って行えば、プチ断食はダイエットにもある程度効果を発揮する。ただし、劇的な体重の変化はのぞめない」と。では、プチ断食にはどのようなダイエット効果があるのでしょうか。

消費されずに余ったエネルギーは、脂肪細胞の中に蓄えられます。これが肥満の原因となりますが、人間の体は、それ以外にも肝臓や筋肉にグリコーゲンとしてエネルギーを蓄え、栄養が足りなくなると、こちらのほうを優先的に使います。

ということは、断食をして、肝臓や筋肉に備蓄されたエネルギーを先に使い切ってしまえば、脂肪を効率よく減らすことができるという理論なのです。

ただし、長期の断食はタブーです。脂肪だけではエネルギー源が足りなくなって、筋肉まで使われてしまうため、体力が落ちてしまいます。2日以上何も食べないような断食法は、絶対に行ってはいけません。

プチ断食の場合は、予備断食、本断食、復帰の3段階を3日間かけて行うソフトな方法ですが、知識のない人は専門家のもとで行うようにしてください。

なお、人によっては一度のプチ断食で体重がグッと減ることもあるようですが、それは体の水分が排出されて減っただけ。体脂肪がそんなに簡単に落ちることはありえません。いずれにしても、チャレンジしてみたい人は、ムリをしないように注意しましょう。