腸で解毒

週末にジュースを使った断食で毒素を排出

空腹にして毒素をどんどん排出させる

水をたくさん飲んだり食物繊維を多めに摂取したりということをしてもなかなか痩せない、肌荒れが治らないなどでお悩みの人には断食が向くかもしれません。

毒素が溜まってしまっているのは、現代人は食べ過ぎの場合が多いようです。体内に入った有害物質は、体脂肪などの中などに蓄積されます。この体脂肪を分解することからはじめる、というものです。

断食すれば、体脂肪が燃えるので、たまった有害物質も燃えるので、たまった有害物質も溶け出すのです。さらに日頃、疲労している胃腸を休めるためにもいい機会です。

食べ過ぎが多い現代人の腸の中には、消化しきれずに残った食べ物が腐敗しているのです。

ただし、全く食事をとらない断食の場合、空腹感で気が滅入る場合もあり、ビタミンやミネラルを豊富に含んだジュースを使った断食をおすすめします。
従来の断食は、水のみで過ごすものですが、ジュースを使った断食の場合、解毒力が弱まっている腸を早く回復させることが可能です。

断食により解毒が進む仕組み

毒素が蓄積
脳は本来、1日に60gのブドウ糖があれば、不自由なく動く。だが、頭脳労働に偏りがちな現代人は、ストレスという「心の毒」を抱えている。栄養はあっても脳の活動効率が下がる。
脂肪 3食たっぷりの生活では、体脂肪は、たまる一方。すると体内に入り込んだ有害金属や化学物質などが脂肪の中に蓄積する。それらが脂肪燃焼(代謝)を妨げるためますます代謝が落ち込む。
肝臓 体内で最大の毒消し臓器。食べ物にまぎれて入り込む有害な成分を無毒化する。食べ過ぎ、飲み過ぎが続くと肝臓フル稼働になり疲れがたまる。
最大の毒出し臓器だが、それは腸が健全に機能している場合。食べ過ぎが続くと腸内に毒素が溜まり、それが宿便となり悪玉菌増殖につながる。
断食
糖分が不足すると脳はケトン体を利用しはじめる。すると脳波中のα波が増え、気分が爽快になりストレスが気にならなくなる。
脂肪 体脂肪が分解してケトン体という成分ができる。これが断食中の栄養源。また脂肪の中にたまった有害金属などの毒素が排出されて尿や便に出る。
肝臓 肝臓にとって断食は、お酒を控える以上に効果がある。油物が比較的多い人は特に。
空腹が続くとモチリンというホルモンが出て強いぜん動運動を起こす。胃腸が健康になる。

週末ジュース断食のやり方

この週末に断食を行う!と決めたら前日から準備に入ります。

断食前日【金曜日】
断食1日目【土曜日】
断食2日目【日曜日】
夕食は腹七分目にして早めにすませる。 いつもと同じ朝食の時間にジュースを飲む。 復食はお粥を(ここが大切)

いつもの食事を

野菜ジュースを飲む

お粥

いつもの食事を

野菜ジュースを飲む

腹七分目で和食

いつもより 少な目で和食がいい

野菜ジュースを飲む

腹八分目で和食

いつもとだいたい同じ食事の時間帯に野菜ジュースを飲むことがポイントになります。ポイントとなるのは、金曜日の夕食で和食・腹七分目、日曜日の朝食でお粥、という部分を間違えなければ大丈夫です。
無添加の野菜ジュースが効果的です。

1回の食事がわりに飲む量は190gの野菜ジュースを1本です。さらに水を500cc程度ゆっくり飲むといいです。野菜ジュースも水も一気に飲まずにゆっくり飲むのがポイントです。
デトックス効果を高めるためには、冷やした野菜ジュースのほうがおいしいのですが、常温のものを飲みます。

慣れてくると週末に行うジュース断食が心地よくなります。

こんな人は注意

熱がある、不整脈がある、慢性の持病がかる、肝炎がある、ガンや心臓病などの重い病気がある、10歳未満の子供、65歳以上の高齢者、調子が優れないなどの場合には断食は避けます。
また、断食をはじめて激しい頭痛、腹痛、などの症状がでた場合にも中断するようにします。

野菜ジュースをまとめ買いがお得

せっかく体から毒素を排出するために野菜ジュースを使ったデトックスを行うのですから、野菜ジュースは無添加のものを選ぶようにします。楽天だとキリンの無添加野菜ジュースなどがおすすめです。キリン 小岩井 無添加野菜 31種の野菜100%という商品ですが、30本入りぐらいがお買い得です。
30種類の野菜は、トマト(濃縮トマト還元)、にんじん(濃縮還元)、セロリ、パセリ、アスパラガス(濃縮還元)、赤ピーマン(濃縮還元)、キャベツ(濃縮還元)、ブロッコリー(濃縮還元)、カリフラワー(濃縮還元)、かぼちゃ(濃縮還元)、レッドキャベツ(濃縮還元)、クレソン、ケール、キャベツ、ラディッシュ、ほうれん草、みつば、きゅうり、白菜、明日葉、小松菜、チコリー、京菜、大根、野沢菜、ビーツ、ねぎ、いんげん、レタス、りょくとうもやし(アルファルファもやし、芽キャベツ)、レモン果汁、セロリシード、こしょうです。
また、食塩も無添加ですので少し血圧が高めの方にも安心して飲むことができます。
こうした毒素排出を週1回行うと、まず、体の疲れがとれ、また、元気が体のそこから湧いてくるようになります。
女性だと便秘解消、お肌の色ツヤが変わってきます。
週1回の野菜ジュース断食を4回(1ヶ月)程度続けると調子のよさを自覚できるようになります。

腸の解毒力をより高く

毒素を入れない、減らす、出すは食物繊維効果で

デトックスの基本は、1日の中でこまめに水を飲むでしたが、体にたまった毒を排出できるかどうかのカギは「腸」にあります。水分摂取による代謝アップももちろん解毒には大切ですが、解毒の70%は腸で行われます。腸をキレイに正常にすることで体内の解毒力を高めることができます。女性が気になる美肌もこの腸に深く関連しています。

普段から、便秘気味で、下腹がぽっこり、肌もがさがさという症状は、典型的な腸の解毒力低下によるものです。

ぜん動運動が低下した停滞腸の場合、ガスがたまりやすく、胸焼けやげっぷ、肌荒れなども引き起こします。そんな症状が気になるようなら積極的に摂取したいのは、穀類、野菜、果物、芋類といった食物繊維を豊富に含む食材です。

食物繊維には、水に溶ける水溶性食物繊維と水に溶けない不溶性食物繊維の2種類があります。その働きは、若干異なります。腸のバリア機能に役立つ食物繊維は、水溶性食物繊維のペクチンです。小腸の絨毛の成長が促進され、逆に水溶性食物繊維の摂取が少ない場合には、絨毛が萎縮して細胞と細胞の隙間から毒素が侵入しやすくなります。
毒素が溜まってしまうということです。

水溶性食物繊維はさらに大腸でビフィズス菌などの善玉菌を増やして、悪玉菌が産生するインドール、スカトールといった毒素を軽減する作用もあります。

不溶性食物繊維は小腸では、何もせず大腸で善玉菌を増やす作用もほとんどありませんが、便量を増加させて腸の壁を刺激し、便の排出を促す力が水溶性食物繊維より優れています。

腸全体の解毒力を高めて解毒するためには、水溶性食物繊維、便秘を解消するには、不溶性食物繊維が必要ということです。一般に野菜や豆類には、不溶性食物繊維が多く、果物、海藻、穀類には水溶性食物繊維が多く含まれます。

水溶性食物繊維(水に溶ける) 不溶性食物繊維(水に溶けない)
▼小腸で ▼小腸で
  • 糖や油の吸収を抑制
  • コレステロールを低下
  • 絨毛の発育を促進→毒素をブロック
  • 糖や油の吸収を抑制
  • コレステロールを低下
▼大腸で ▼大腸で
  • 便を軟らかくする→毒素排出
  • 便を増やす→毒素排出
  • 便の運搬を促進→毒素排出
  • 悪玉菌を減らす→毒素の生成を抑制
  • 腸粘膜の成長を促進
  • 腸のpHを下げる→毒素生成を抑制
  • カルシウム、マグネシウムなどの吸収力を上げる
  • 便を軟らかくする→毒素排出
  • 便を増やす→毒素排出
  • 便の運搬を促進→毒素排出
  • 腸粘膜の成長を促進

現代人は食物繊維が不足

腸の解毒力をアップさせるためには、食物繊維が非常に重要ですが、現代人は、年齢を問わず不足しているのが現状です。
不足を補うのは、食物繊維を多く含むものを摂取するのが一番ですが、たくさん摂ることが難しい場合には、便秘解消の専門サイトで紹介している食物繊維摂取方法が役立つでしょう。

レーズンやプルーン、あんずなどのドライフルーツには、食物繊維がたっぷり含まれています。そのまま簡単に食べられるので、外食が多いなど普段の食事で食物繊維をあまり摂れない人にはオススメです。
そのまま食べてもいいけれど、赤ワインなどに漬け込んでおくとやわらかくなって、これもおいしいです。ただ、腸の中で繊維に大事な栄養分がくっついて便と一緒に排泄されてしまいますので、食べ過ぎには注意します。
ダイエットと便秘に効く成分が凝縮されているナッツ&ドライフルーツ