低インシュリンダイエットとは?

数あるダイエット法のなかでも、テレビや雑誌に取り上げられて脚光を浴びたのが、「低インシュリンダイエット」です。

ダイエットに興味のない人でも、一度くらいは耳にしたことがあるのではないでしょうか。この方法は、一言でいえば、「インシュリン」というホルモンの大量分泌を防ぐことを目的としたダイエットです。

人間は、食べ物や飲み物から砂糖や炭水化物を摂取すると、血液の中の糖分が増えて、血糖値が上がります。すると、血糖の急激な上昇を防ぐために、膵臓からインシュリンが大量に分泌されます。実は、このインシュリンが、脂肪をため込む原因となります。

分泌されたインシュリンは、まずは糖をエネルギーとして筋肉へ送りますが、それでも血糖値が高いと、脂肪はもちろん、余っている糖も脂肪に変えて体内にため込んでしまいます。つまり、このインシュリンの分泌を少なくすれば、余分な糖が脂肪になりにくく、食べても太りにくい状況をつくることができるというわけです。

インシュリンは血糖値が高いほどたくさん分泌されますから、血糖値を上げにくい食品を選んで食べること。これが、「低インシュリンダイエット」の方法です。

では、具体的に、どんな食べ物が血糖値が上がりにくいのでしょうか。それを見分ける手がかりとなるのが、食品ごとの血糖値の上がりやすさを表すGI値です。

これは、ブドウ糖100ccを飲んだときの血糖値の上昇を100として、さまざまな食品100g に対しての値を示したもの。

このGI値の低いものは血糖値が上がりにくい、つまりインシュリンが分泌されにくい食品ということになります。低インシュリンダイエットでは、GI値が60以下の食品を選んで食べるのが基本となっています。

たとえば、ジャガイモやカボチャなどはGI値が高く、大豆やトマトなどはGI 値の低い食べ物。また、主食でいうと、米よりパスタ(デュラム小麦)のほうがGI値は低いとされています。

では、GI値の低い食べ物を食べるだけでやせられるのかというと、そうとは言い切れません。雑誌やテレビでは、低インシュリンダイエットを、「ダイエットの常識をくつがえす方法」「カロリーを気にしなくてもやせられる」などと盛んに謳っていますが、GI値が低いものでも食べすぎれば太るのは当然の話。

また、低インシュリンダイエットが主に問題にしているのは炭水化物ですが、現在の日本人の肥満の原因は脂肪のとり過ぎにあります。炭水化物のとり過ぎで肥満になった人など、もともとそんなにいません。低インシュリンダイエットに関しては、えて、ダイエットに上手に取り入れるといいでしょう。

にがりを使ったダイエットとは?

「飲みつづけただけで便秘が治った」「食事制限なしにやせられた」など、その手軽さで一大ブームを巻き起こしている「にがりダイエット」。

しかし、人気ばかりが先行して、なぜにがり水がダイエットにいいといわれているのか、そのメカニズムについてはあまり知られていないようです。

にがりは、海水から塩を取り出したあとに残る液体のことです。漢字で「苦汁」と書くように、そのままなめると非常に苦く、塩辛い味がします。
その苦味のもとになっているのが、にがりに含まれるミネラル分。マグネシウムを筆頭に、カルシウム、亜鉛、鉄など、体に必要なミネラル成分が豊富に含まれています。

にがりダイエットは、にがりをミネラルウォーターで薄めて飲んだり、料理に入れたりして摂取するという方法で、1日150ml~1 000mlを摂取すると、太りにくくなり、ダイエットに効果があるといわれています。

では、にがりが肥満解消にいいといわれるのはなぜでしょうか。肥満をつくる主な原因は糖質と脂質です。しかし、問題となるのはその摂取量よりも、体内へ吸収される速度。にがりにはこれらの消化吸収を遅らせる働きがあるため、同じ量を食べても太りにくく、ムリなくやせられるという理屈です。

もう少し具体的に説明しましょう。まず、糖質の消化吸収についてですが、炭水化物など糖質の食物を短時間で食べると、血糖値の急上昇を防ぐために、インシュリンという物質が大量に分泌されます。このインシュリンの大量分泌が、肥瀞のモト。糖分が体脂肪として蓄えられやすくなってしまうのです。

にがりには、糖質が血液に吸収される速度を遅くする働きがあります。そのため、インシュリンの上昇速度がゆるやかになり、太りにくくなるというわけです。

一方、ダイエットの大敵である脂質も、にがりに含まれるマグネシウムの働きによって、脂肪細胞に取り込まれる速度がゆるやかになります。

さて、肝心のダイエット効果ですが、これには個人差が大きく、一概にやせる、やせないとはいえません。第一、にがりの成分が脂質や糖質の消化吸収を遅らせるといっても、食べすぎればまったく効果はありません。

ただし、にがりの主成分であるマグネシウムには緩下作用があるので、頑固な便秘に悩んでいる人にはおすすめです。飲みつづけると排便がスムーズになり、便秘太りの解消には役立つでしょう。

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朝食を食べないと太る理由

これまで、「朝食を食べないと太る」というのがダイエットの常識でした。ところが、最近ではそれとまったく逆のアプローチでやせる方法、「朝食抜きダイエット」が登場して話題を呼んでいます。

このダイエットは、朝起きたら1杯の水を飲み、基本的に朝食は食べません。普段の食生活では生野菜を多くとり、間食はしないという方法です。

手軽にできることから人気を集めていますが、この方法でやせた人もいれば、逆にお腹がすいて食べすぎてしまったという人もいるようです。

そこで気になるのは、「結局、やせるには朝食は食べたほうがいいの、抜いたほうがいいの?ということですが、これは個人の生活サイクルによって変わってきます。

「朝食を食べないと太る」といわれるのは、朝起きて、夜に眠るという人間の基本的な生活サイクルを軸とした考え方です。人間の体は、食事と食事の間を長くあけると本能的に「飢餓状態」に入る準備をはじめ、脂肪をため込もうとする働きが強くなります。

朝食を抜くと、前の晩から翌日の昼まで長時間、何も食べないことになりますから、脂肪がため込まれやすくなる→太るという理屈なのです。

ところが、今は生活サイクルが多様化している時代。ですから、「朝食を抜くと太る」「夜遅い時間に食べると太る」という従来の説は、夜遅くまで仕事をして、朝の10時過ぎに起きるような「夜型人間」の人に、そのまま当てはめることはできません。

夜型の人は、夕食を食べる時間も必然的に遅くなります。が、生活のパターンが規則正しく夜型であれば、「夜遅く食べると太る」の理屈は当てはまりませんし、夜の1時頃に夕食を食べるなら、翌日の朝食はランチの時間にとればいいのです。

一方、夜の10時に寝て、朝4時頃日を覚ます人が朝食を抜くと、昼食の時間までにだいぶ時間があきますから、体は飢餓状態になってしまいます。

ようするに、食事と食事の間隔が極端にあかなければ、朝食をとる「時間」には、さほどこだわらなくていいということです。

ただし、朝食は1日をスタートさせるための活力源ですから、朝食をすっかり抜いてしまう方法はおすすめしません。脳のエネルギーとなるのはブドウ糖です。身体を目覚めさせるためにも、ごはんやパンなどの炭水化物を中心に低カロリーメニューを考えるといいでしょう。

また、睡眠中は発汗によって水分も失われていますから、水分は必ずとるようにしましょう。

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