2017年 1月 の投稿一覧

「タイプ6」夜食は必須 夜食タイプ

毎日、午前2時、3時にならないと眠くならず、お菓子にジュース、カップ麺やレトルト食品をど、必ず夜食を食べてから就寝。朝起書るのはギリギリで、空腹を感じるヒマもないので、朝食はもちろん食べない。

こんな夜型タイプの人が、最近急増しています。24 時間営業のコンビニ通いは日常茶飯事という人や、パソコンやスマホ、ゲームで深夜まで起きている人が増えているからでしょう。

代謝の一つであるDIT=食事誘導性体熱産生は、朝がもっとも高く、夜に向かってどんどん低くなり、夜中には極めて低くなります。
したがって、同じ食事をしたとしても、昼間食べるのと、夜中に食べるのとでは、夜中に食べるほうが太りやすいのです。本当にやせたいのなら、夜食は禁物です。三食しっかり食べて、夜食を食べなくても眠れる生活を心がけましょう。

朝食抜きはダメ!

やせようと思うなら、朝食を食べられるように食生活のリズムを整えましょう。深夜遅くまで起きて夜食を食べる生活をしていると、朝食を食べられなくなってしまいます。

朝食を食べると、血糖値が上がって身体が目を覚まし、活動的な1日のスタートをきることができるので、午前中の代謝がアップします。
これは明るい間に活動し、暗くなると静かに過ごすという人体の生体リズムにあった生活なのです。朝食を食べないと、午前中は必要とする血糖値が上がらず、脳の働きも活発ではなくボーッとしてしまったり、だるさが残ってしまったりして、お昼過ぎからやっと活動できる状態になります。昼過ぎが一日のスタートになれば、どうしても夜遅くまで起きてしまいがちです。そうならないためには、朝食をしっかり食べることが大切です。

また、DITは朝がもっとも高く、朝食でとったエネルギーは、ほかの時間帯よりも消費されます。したがって身体のなかに体脂肪として蓄えられることはほとんどありません。

朝食には、玄米ごはん、みそ汁、卵などの低GI値の食事をしっかりとるのがおすすめです。もしお腹がすいておらず、なにも食べられない状態なら、最低限野菜ジュースだけでも飲みましょう。野菜ジュース一杯飲むだけでも、血糖値が上がり代謝がよくなります。

そして、夕食には低GI食でバランスのよいものをしっかり食べましょう。夜食を食べたくなるのは、夕食をしっかり食べていないために、すぐに空腹になることも1つの原因です。

とくに、低GI食である玄米、全粒粉パスタ、ライ麦パン、そばなどをしっかり食べると、腹持ちがよく、すぐにはお腹がすきません。

また、野菜、こんにゃく、豆類などの繊維質の多いものもおすすめです。もちろん、肉も魚もGI値は低いので、メインディッシュもしっかり食べましょう。そして、夕食は寝る2~3時間前に終わらせることです。寝る時間も、あまり深夜遅くにならないように気をつけることも大切です。

それでも、どうしても食べたくなったときは、牛乳を飲んだり、そばや玄米茶漬け程度にしておきましょう。

「タイプ5」満腹にならないと気がすまない 大食いタイプ

いつもいつもお腹いっぱいの満腹になるまで食べてしまう。時間がなくて昼食が食べられなかった分、夕食はたっぶり食べなきゃと、ドカ食い、まとめ食いで、食べる速度も速め。

居酒屋にいくと、テーブルがいっぱいになるまでおつまみを頼んでしまい、お腹がいっぱいになっても残すのはもったいないからといって、はとんどたいらげてしまう。好きなメニューは、焼き肉、から揚げ、ラーメンなどの、肉や脂っこいもので、ふつうの人の倍以上を食べている。

こんな人は、自他ともに認める肥満の人が多いと思います。そして、やせられればいいなと思ってはいても、「食事の量を減らすなんて考えられない」人が多く、ダイエットを実行するまでにいたらない場合も多いでしょう。こんな人でも、低インシュリンダイエットを行えば、食事量はそのままで体重を減らすことができます。

まず、いつも食べている食事で低GI値のものに代えられるものは代えていきましょう。ご飯やうどんは、玄米ご飯やそば、パスタなどに、パンはライ麦パン、玄米パンや全粒粉のパンに、ジュースは果汁100%トのしぼったものに、ケーキはミルクプリンや果物に… というように、できるところから代えてみてください。

魚を食べるときは、刺し身や焼き魚を、肉を食べるときは、赤身のところがおすすめです。焼き肉のタレには砂糖が多いので、タレは使わずに、塩を軽くふって焼いて食べられるものがいいでしょう。

揚げ物は、衣に使われる小麦粉やパン粉のGI値が高いため、低GI値の魚や肉を選んでも、結果的にGI値が高くなってしまうので揚げ物はできるだけ避けましょう。

朝食やおやつ、夜食には、玄米フレークに牛乳をかけたものがおすすめです。そして、濃い味つけをやめるようにしましょう。濃い味に慣れた人は、味が薄いと満足感が出ないため、たくさん食べてしまいがちです。

ソースやマヨネーズをよく使う人は、ちょっと少なめを心がけてください。そして、最終的にはたくさんの調味料に頼ることなく、素材の味を味わうようにすればベターです。

そして、酢を上手に使いましょう。酢は血糖値の上昇をゆるやかにする効果があります。大食いの人は、酢の物や酢をかける食事を増やすと、徐々に食べる量が抑えられていきます。乳製品もおすすめです。

乳製品にも酢と同じように、血糖値の上昇をゆるやかにする効果があります。また、良質なたんばく質やカルシウムが含まれていて栄養も豊富です。

「タイプ4」おいしいもの大好き 食べ過ぎタイプ

情報誌やネットでイタリアンやフレンチのお店をさがし、週に1、2度は新しいお店を開拓する。ほの日にはなじみの店でワイン、メインディッシュをたいらげ、デザートも欠かさない…おいしいものには目がなくて我慢なんてできない!

ワインについては、GI値32と低いので、飲んでもかまいません。ただ、料理については、さまざまな素材を長時間煮込んでやわらかくしたり、だしをとっているフランス料理は、消化がよく吸収もされやすいうえに、血糖値も上がりやすくなります。

また、脂肪分が多すぎるものを食べると、体脂肪として身体にためようとする酵素の働きが活発になるので、ダイエット中はできるだけ脂肪分をたくさんとらないほうがベターです。

サラダやカルパッチョ、刺し身風のもの、グリルした肉や魚というように、できるだけ素材の味を大事にしたものがおすすめです。

フランスパンは、GI値が93と高いので、避けたほうがいいでしょう。イタリアンなら、ピザは台がすべて炭水化物なので、GI値は高め。パスタのほうがGI値は低いので、なるべくこちらを選びましょう。

食後のデザート

食後のデザートは太る原因です。食後すぐにデザートを食べると、食事で上がった血糖値の上に、デザート分の血糖値が上乗せされてしまうことになり、血糖値が急上昇します。
そして、余った糖は、脂肪へと変身していきます。どうしても食べたいときの食後のデザートは、ケーキやティラミスではなく、果物がおすすめです。

果物は、パイナップル(GI値= 65)、すいか(GI値=60)、バナナ(GI値=55)、巨峰・ぶどう(GI値=50) 以外は、GI億が低いものがほとんどなので、どれを食べても大丈夫です。
同じ糖分でも、炭水化物やグリコーゲンは多糖類、ケーキなどに使われる砂糖は二糖類、ブドウ糖や果物の糖分である果糖は単糖類と呼ばれます。
とくに注意をしなくてはならない糖は二糖類です。急激に血糖値が上昇して過剰なインシュリンを誘発します。