月別アーカイブ: 2016年7月

夕食は減らせばダイエットには効率がいい?

Question

夕食は減らせばダイエットには効率がいい?

Answer

効果があるのは間違いないが実行は難しい

時間の考え方

成長期のお子さんをもつご家庭や、夕飯が1日の食事の中で一大イベントとして習慣化されてきた人に量を減らしましょう、というのはとても難しいことだと思います。

食事をすると「食事誘発性熱産生」が起きます。つまり、食事をしているだけでも運動しているのと同じようにエネルギーが使われているのです。
しかしこれは朝食と夕食を比べると、夕食の熱生産量は朝食の4分の1程度になってしまいます。つまりすぐにエネルギーになりにくいので、摂りすぎれば脂肪として蓄積されやすいということになります。したがって昔からいわれる、「朝はたくさん食べても夕飯は控えめに」というのは理にかなっていると思います。

エネルギーが少ないのならば、夕食を食べ終わった後に自分で動いてエネルギーを作ればよいということになります。少しだけ夕食の時間を早めることでもいいでしょう。夕食をとる前にお風呂掃除、入浴、洗濯物をたたむ、明日の準備など全部すませてから落ち着いてから食べるというリズムを逆にしてしまうのもいいと思います。

帰宅したら、夕飯の準備。そしてまずは夕飯を先にすませてしまう。それから明日のお弁当の食材を買いに行く、お風呂掃除をする、入浴する、明日の準備をする、ストレッチをするなど。今まで長年してきた順番や習慣を変えることは、とても難しいことでストレスが溜まることだと思います。まずは少しずつでもできることからはじめることです。

朝食にボリュームをもたせる

夕飯が早くなる分、朝は今までよりもおなかが空くかもしれません。朝はエネルギーがたくさん使われるわけですから、いつもより多めに摂ってみてください。

結果的に、夕飯の畳も少なくてすむようになります。しかし、この朝食を摂るかとらないかに賛否両論あるのは事実です。朝食を摂らないと、脳に送る糖が足りなくなり、筋肉が糖に変えられ筋肉量が減ってしまう「糖新生」という反応が起きるという観点から、朝食は必須です。
朝食抜きは肝臓によくない点も重要です。

他の専門家の意見では、朝食欲がわかないときに無理して摂ることで、消化器官に負担をかける。また朝食をたくさん食べると、消化器に血液が集中して脳の活動が鈍り、会社や学校に着いた頃にはまた眠くなるという見解をもっている方もいるのは事実です。

どちらが正しいかというよりも、その人の体質によるものだと思います。自分がどちらのほうが快適だと思うか、合っていると思うかが重要ということになると思います。
就寝する時間、起床する時間などでもそれぞれ違ってくると思います。

ただし1ついえることは、1日の総摂取カロリーがオーバーなのか? 足りないのか? または適量だったのか? これが一番大切であるということです。

夕食の量を減らすポイント

  1. 味付けの工夫
    味の濃いものを先に食べると、どうしてもご飯が進みます。お酒のおつまみも同じで、味が漉いとビールが進みます。おかずの昧つけを工夫することで、ご飯の進み具合も変わります。
  2. 夕食後のウォーキングと入浴
    ウォーキングが習慣になっている人は、夕食後に行くようにしてもいいでしょう。「これからウォーキングに行く」と思うと、満腹になるまで食べてしまうということがセーブできるようになるかもしれません。
  3. 最低でも1週間は続けてみる
    食事の量の習慣化は個人差はありますが、最低でも1週間はかかります。1週間以上続けると、徐々にその量で満足がいくようになります。まずは1週間チャレンジだと思って取り組みます。

生姜で冷え症は治るか?

Question

生姜で冷え症は治るか?

Answer

筋肉がなければ生姜だけでは難しい

生姜の温め効果について

コンビニに行くと、生姜が入ったお菓子やドリンク・カップスープなどさまざまな種類が並んでいて驚かされます。健康食材の1つとして欠かせない食材になっているのでしょう。

多くの女性が冷えに悩まされていることは、現場にいればわかりますし、質問も多く受けます。しかし、生姜だけ摂っていれば冷え性は改善されるのでしょうか?
こんな記事もよく目にします
冬の冷えには「金時しょうが」を使って便秘を解消 | 便秘は冷えが原因

食事内容で改善できる場合

手袋や靴下を何枚も重ねてもまだ寒いという人もいます。冷え性といわれる人に多いのは、末梢循環不全による冷えがあります。このような方に体温を測っできでもらうと、36前後あります。つまり、低体温症(直腸温度が35度以下に低下しでいる状態)になっでいるわけではなく、手足の末端の温度が低いと感じているということになります。

末端の温度が上がらないということは、慢性的な血行障害を起こしていると考えられます。十分に血液が行っていないのです。指の先を輪ゴムで圧迫すると、徐々に指先が冷たくなってきますね。同じようなことが起きているのです。

原因はいろいろ考えられますが、まず栄養不足による貧血気味の方は、単純に血管内の血液の量が少ないので、末端に十分に送ることができなくなります。多くの場合が、炭水化物抜き、野菜・果物中心、そして食事の回数も少ない。こうなると、慢性的な鉄不足の可能性もあります。

また、食事の回数が少ないということは、食事をすることで産み出されるエネルギー(食事誘発性熱産生) が起きる回数も少なくなるということ。そんな人が生姜をとって改善するわけがありません。まずは、食事のバランスと回数を見直すことが大切です。

ストレスが原因の場合も

末梢循環不全の人の次の原因として考えられるのが、自律神経のバランスです。仕事や家庭環境でのストレスが原因で、体温調節や血管の収縮弛緩に関与する自律神経の働きが悪くなっている場合、血管が収縮して末端に十分な血液が行かなくなる場合があります。
このような場合も、生姜だけ食べても改善は難しいでしょう。根本的にストレスを媛和することが必要です。もし、心がつらいときに温かい生姜湯を飲むことで落ち着くのであればよいでしょう。

筋肉量が関係している場合も

血管は筋肉の中を通っています。筋肉量が増えると毛細血管も増え、結果血液循環もよくなります。筋肉量が少ない方は、圧倒的に手足の温度が低いと感じます。

運動をしない、食が細い、食事の回数が少ない、栄養バランスが悪い、ストレスを抱えやすいなどの理由で末梢循環不全を起こしているのではないでしょうか。もちろん生姜には血管を拡張させ血液循環がよくなるという効用があることはいわれていますが、あくまでも微量な効果です。
生姜の冷え取り力の実力 | パワー
このほか、冷え性には内科的な疾患が関係しでいる場合もあるので、なかなか改善しないときは、医師の診断を受けることをおすすめします。

冷え症改善のポイント

  1. 靴下の重ね履きは逆効果
    たしかに表面の温度は確保されるかもしれませんが、何枚も靴下を重ねてはいてしまうと血管が圧迫され、さらに末梢に血液が行かなくなる場合があります。
  2. まずは動かす
    手足が寒いと思ったとき、皮膚の表面だけをこすり合わせたり、カイロを当てても一時しのぎになってしまいます。まず血液を送ることが大切ですので、手のグー・パーや足指の曲げ伸ばしをくりかえして血液を送ってください。
  3. 筋肉を作る
    筋トレやスポーツで筋肉量を増やすことをしてみましょう。冷えをきっかけに、筋トレを始めたら、冬でも裸足でいられるようになったという人はたくさんいます。また運動することによってストレスが軽減され、自律神経のバランスが整い改善したということもあると思います。

ローフードは本当に健康になれるか?

Question

ローフードは本当に健康になれるか?

Question

生だから免疫力があがるというのはちょっと無理がある

最近よく耳にする「ローフード」

ローフードはダイエット以外にも血圧、血糖値も適正になるなどのようにローフードを推奨しているサイトは最近多く見かけるようになりました。
ダイエットにつながったというページが多くあります。

ダイエットや健康に関わる食事の摂り方については、過去にもさまざまなブームが起こっては消えてのくりかえしでした。その多くがアメリカのセレブも行っているとか、有名ミュージシャンがこれをやっているなどというものでしょう。

ビタミンのサプリメントブームから始まり、ベジタリアン、オーガニック、マクロビオティックス、スローフードなど。「ローフード」という食事法が、日本でも話題になっています。食品はできる限り生で食べるといったもので、80年代にアメリカでブームになりました。

酵素を増やす

一見食材を生のまま食すといわれると、「ビタミンは熟に弱い」というイメージがあり加熱すると破壊されでしまう。だから生のままのほうがよいとか、もっとスピリチュアルなイメージを抱く人は、大地の力をそのまま取り入れられるといったような感覚になるのかもしれません。

ビタミンの中には、加熱することによって破壊されてしまうものもありますが、逆に加熱することで吸収しやすくなるものもあります。
たしかに生で野菜をたくさん食べるということは、ビタミンやミネラル、ファイトケミカル(抗がん作用・抗酸化作用)がとれるという観点ではよいと思いますが、一概にはどちらがよい・悪いとはいえないと思います。

また、ロープードの効果として体内に酵素を増やせるということがいわれています。食物に含まれる酵素は46度以上に加熱すると酵素の活動が失われてしまうため、できるだけ生で食べるとよいということのようです。
たしかに、酵素には消化酵素と代謝酵素があります。それらをもし食品から摂ることができたら体内で作られた酵素があまり減らないので、または増えるのでよい効果があるように思います。
しかし、疑問を感じます。そもそも酵素は、自分の体内で作られるもの。それを口から摂取したらそのまま分解もされずに酵素として体内で使われるのでしょうか。酵素はタンパク質なので必ずアミノ酸に分解されてしまいます。

なぜローフードでダイエットができたのか?

ただしローフードでダイエットに成功した、体調がよくなったという人がいるのは事実だと思います。ですがそれは、今までオーバーカロリーだった人が、野菜中心の食事になり1日の総摂取カロリーが下がった。また生で食べることによって野菜のかさが増すので、加熱したものよりは食べるのにも時間がかかりますし、見た目にもボリューム感が感じられ、摂取カロリーが抑えられたなどの理由からではないでしょうか。

また体調がよくなった、アトピーが改善されたというのもアレルギーを起こしていた食材を食べなくなっただけのように思います。
そもそも「野菜をたくさん食べる人が健康」といった考え方が偏りすぎているように思います。野菜しか食べなかったら、高齢になったときに骨粗鬆症になることも考えられます。筋肉量も衰えてくるので、もっと低カロリーにし続けないとリバウンドしてしまいます。何度もいいますが野菜「が」健康的なのではなく野菜「も」健康的なのです。

何事も「話題」や「ブーム」「ハリウッド女優」などといったキーワードが出てきたときは、慎重に見極めることが大切です。もちろんすべての方法がまちがっているとは思いませんが、極端な食事方法は危険性がある場合もあります。

生食での注意
  1. 食中毒の危険性
    加熱することで、食物の細菌やウィルスを死滅させることができるのはご存じだと思います。特に暖かい時期には注意が必要です。私も、スポーツ選手には大切な大会前にはたとえ野菜でも生で食べないようにアドバイスします。
  2. ビタミンCを上手に摂る
    野菜のビタミンCは加熱すると壊れてしまいますが、イモ類に含まれるビタミンCは加熱しても壊れにくいといわれています。芋類のビタミンCは熱に壊れにくく美容食として最高
  3. 生食のメリット
    生で食べることによって満腹感につながったり、調理時間の短縮や過剰な味つけの軽減などのメリットもあります。