緊張 肩こり 関連性についての質問にお答えします。精神的な緊張は肩周辺の筋肉を拘縮させる原因になります。精神的なストレスや緊張は、身体の筋肉を緊張させ、血流を制限することがあります。その結果、肩や首の周辺の筋肉が硬くなり、こりや痛みが生じることがあります。
- Question
- 緊張と肩こりの関係
- Answer
- 精神的な緊張は肩周辺の筋肉を拘縮させます。
緊張 肩こりに悩む人が多い
誰でも、緊張すると肩がこる経験をしたことがあはずです。肩こりは、動かさないことによる血行不良が原因の1つですがが、スポーツ選手でも肩こりを訴える人はいます。
もちろんスポーツ選手ですから、普段から人並み以上に運動しているので、血行不良を起こしでいる要因が運動不足によるものではないのは明らかです。
障害以外で選手が肩まわりの不調を訴えるときは、決まって精神状態が関与している場合が多いものです。大きな大会の直前、技術習得がうまくいっていないとき、同じチームの仲間やコーチなどとの人間関係、プライベートの問題など何かしら精神的なものが関与しています。そのようなことがあると、一般の方と同じように首を回したり、肩をもむしぐさが多くなります。
外向できる人を見つける
有名選手になればなるほど、案外、人との交流が少なくなりがちです。ストレッチやマッサージをしている最中に気軽に悩みを打ち明けてくれたり、相談してくれる機会はよくあります。
選手も精神科に行くまでではない、またカウンセリング室に入って相談するまでの大ごとではないと思っでいる程度であれば、手軽なカウンセラーとなるのがトレーナーなのかもしれません。
あなたが緊張して肩がこりやすいようなら、その緊張の元になっている要因や不安に思っていることを相談(外向) できる人を見つけることも大切です。
外向的な人の特徴 外向的な人は、一人で考えることに時間をかけるより、まず他者と意見を交換し、活発にディスカッションを重ねていくことに喜びを見いだします。 初対面の人が集まる会合にも躊躇なく参加し、積極的に意見を述べ、交流を楽しみます
肩が緊張すると呼吸も浅く、速くなる
「ストレスが誘発されると、静的に収縮している間や、肉体的に負荷がかかってそう状態でも僧帽筋上部の筋電図の活動が増加する」ということが、証明されています。
緊張すると僧帽筋上部(首から肩にかけての筋肉)だけが拘縮しやすくなる理由はわかりませんが、気づかないうちに肩が上がり、力が入ってしまうのかもしれません。
肩が上がっていると自然に呼吸も浅くなり速くなっています。その結果、心拍数も高くなります。
競技にもよりますが、試合に出る前はウォーミングアップをして心拍数をある程度上げ、からだを戟闘モードにします。つまり、エンジンをかけ急にアクセルを踏んでもだいじょうぶなようにエンジンを温めておく必要があります。
選手によっても違いますが、安静時の心拍数が40拍/分の選手は、コートに送り出す寸前に100拍/分ぐらいにしておくことが1つの基準になります。
しかし、あまりにも緊張して肩に力が入りすぎて呼吸が浅くなってしまっている選手は、いつもと同じ準備運動にもかかわらず心拍数が高くなりすぎている場合があります。そのときに、いつも私がアドバイスすることはうつあります。いつも大切な場面になると緊張しすぎて肩がこる、呼吸が浅くなる、気分が悪くなる、汗をかく、というような方はぜひ実践してみてください。
緊張をとる3つの方法
- 筋弛緩法全力の60~70% くらいの力で、両肩をすくめるように15~30秒程度かけて持ち上げます。そこから一気に脱力をして肩をストンと落とします。そのまま60秒程度ゆっくり呼吸をします。これを、肩が軽くなったと感じるまでくりかえします。
- 呼吸法意識を呼吸に向かわせるために3つの呼吸法を行います。まず腹式呼吸、おなかを膨らませながら息を吸い、凹ませながら息を吐きます。次は胸式呼吸。おなかを凹ませながら、胸を広げて息を吸います。最後は鼻呼吸。鼻から息をゆっくり大きく吸い、口から息を吐き出します。
- 自律神経自律神経の働きをコントロールすることができる方法で、ストレスの対処法として有効なものです。市販されているCDを聴きながら、指示どおりにからだを誘導していくと緊張がとれます。
肩こりチェック
肩こりをする姿勢や態勢、習慣がないかチェックしてみるといいでしょう。
家の中ではすぐ横になってTVを見たりスマホを見ている | Health Check
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