生野菜 温野菜 どちらがよいか は、温野菜を選ぶのがおすすめです。特に日本人に多い水太りの場合は、生野菜はおすすめできません。「悪い水」と「脂肪」を減らすために繊維が必要であることは今ままで説明したきたとおりですが、こうしたことからも生野菜は適しません。見た目には繊維がたっぷりで色どりも鮮やかなので体にいいというイメージですが、実際のところ繊維はあまり含まれません。
生野菜 温野菜 どちらがよいか
根菜であるかぼちゃ、大根、にんじん、ごぼう、豆類のそらまめ、エンドウなどの食物繊維のほうが圧倒的にたくさん含まれます。かぼちゃ3切れ(およそ110 g)と同量の食物繊維をレタスで摂ろうとすれば、300 gも食べなくてはなりません。300 gというと、レタス1個分くらいになります。
こういったことからも、繊維質は根菜類の煮物などから摂るほうがいいのです。また火を通すメリットとしては、繊維は、生のときはぐるぐる巻いている状態ですが、火を通すとほぐれて面積が広がります。これは、お通じのためにはとてもよい効果を生みます。
痩せるためには火を通した野菜を食べることを覚えておいてください。
生野菜 温野菜 メリット
生野菜のメリット:
- 栄養素の保存: 生野菜は生の状態で食べられるため、栄養素が最大限に保たれます。特に、ビタミンや酵素は加熱によって壊れることがあるため、生野菜からはこれらの栄養素を効果的に摂取できます。
- 食物繊維の摂取: 生野菜には豊富な食物繊維が含まれており、便秘の予防や腸の健康維持に役立ちます。また、食事の満腹感を提供し、過剰な食事を防ぎます。
- 低カロリー: 生野菜は通常、低カロリーであり、ダイエットや体重管理に適しています。高水分含有量と低エネルギー密度を持つため、食事のボリュームを増加させるのに役立ちます。
- 新鮮さ: 生野菜を食べることで、新鮮な味わいや食材の風味を楽しむことができます。特に季節の野菜は旨味があります。
温野菜のメリット:
- 食材の安全性: 温野菜は通常、加熱調理を経ているため、微生物や細菌などからの感染リスクが低くなります。これにより、食材の安全性が確保されます。
- 風味の向上: 温野菜は加熱によって風味が引き立ち、甘みやうま味が増します。野菜の繊維がやわらかくなり、食感もよくなります。
- 一部の栄養素の利用性: 一部の栄養素は加熱によって吸収が向上することがあります。例えば、トマトのリコピンやほうれん草の鉄などです。
- 消化の補完: 温野菜は、生野菜と組み合わせてバランスの取れた食事を構築するのに役立ちます。生野菜と温野菜を組み合わせることで、栄養バランスを調整できます。
どちらの野菜も健康的な食事に取り入れることが重要です。一般的な食事では、生野菜と温野菜のバランスを取り、栄養素を多角的に摂取することが推奨されています。