はとむぎの効能(強力な利尿作用)現代人に多い痔の悩みも改善

はとむぎは、古くから生薬として利用されてきました。主な働きは、皮膚や粘膜の血流を改善し、便秘も解消してくれます。
はとむぎで予防、改善が期待できる代表的な症状は

  • シミ
  • ニキビ
  • いぼ、水いぼ
  • 尖圭コンジローマ
  • インフルエンザ
  • ガン(肺ガン、皮膚ガンなど)
  • ポリープ
  • リウマチ、神経痛
  • アトピー性皮膚炎
  • 糖尿病
  • 脂質異常症
  • 便秘、痔
  • 肥満
  • むくみ
  • 肩こり
  • 冷え性
  • 五十肩
  • 生理痛
  • 不妊症

など多種多様です。

はとむぎには様々な効能がありますがそれをひとつひとつ見ていきます。

歴史

はとむぎは、イネ科の1年草で、麦ではなくトウモロコシの近縁にあたります。原産地は、インドネシア半島と推定され、中国では古くから食用として栽培されてきました。
後漢(西暦100~200年)の頃、はとむぎを栽培したとされる馬援将軍は、ハトムギを食べていたおかげで70歳を超える老齢でも遠征から問題なく帰還できたと伝えられています。また、その昔、不妊に効果があったという伝承もあります。

日本では、江戸時代に小石川薬園において、徳川八代将軍・吉宗によって栽培が奨励されていました。

構造

はとむぎの構造は、外側から外殻、薄皮、渋皮、子実の4層になっています。このうち最も内側の子実は「ヨクイニン」という漢方薬の生薬としても利用されており耳にしたことがある人も多いと思います。中国最古の「神農本草経」では、ヨクイニンは上薬(身体を快調にして不老長寿に効果がある薬)に分類されています。

そして、現代では、はとむぎについては美容から病気の予防、改善まで多岐にわたる薬理作用が報告されています。これまでに報告されてきたはとむぎの機能性は、子実(ヨクイニン)に関するものがほとんどでしたが、実は、殻や皮の食効にも注目が集まっているのです。
最近では、子実以外の殻や皮の部分にも多くの有用成分があることがわかってきました。

元来、植物は外敵から自分の身を守るために外側に多くの防御物質を備えているものです。ただ、はとむぎの外側、特に外殻はかなりかたく食用には不向きでした。最近は、吸収されやすい加工技術も発達してきてはとむぎの効能を余すことなく吸収できるようになったのです。

利尿作用の効果で「悪い水」をどんどん排出する

はとむぎには利尿作用があります。これは昔から有名です。これははとむぎが体の中のいらなくなった老廃物をどんどん排出し、新陳代謝を活発にするためです。
このおかげで水分代謝もよくなり「悪い水」をどんどん排出するのです。はとむぎが便秘に効果があるのもこの新陳代謝アップの効果のためです。現代人は、味の濃いもの、添加物や化学調味料を口にする機会が多く、むくみやすい食習慣になっていますので、はとむぎ茶を飲むと余分な水分を排泄してくれます。

女性が喜ぶ美肌効果

はとむぎの美肌効果はとても有名です。手の荒れがなくなったり、にきびがでなくなったり、シミ、そばかすがなくなった、という例が数え切れないほど報告されています。体の中が活発化してくると肌にも影響しキレイになるのです。

現代医療においても皮膚科では「ヨクイニン=はとむぎ」の粉末が処方されるケースが多々あります。

病気も予防 肛門の病気に最適

どんな病気に効果があるかというと、シミ、いぼ、肌あれ、肩こり、痛み、化膿症、発熱、神経痛、リウマチ、関節炎、腫瘍、内臓疾患などです。はとむぎの腫瘍に対する効果が高いことから、抗ガン作用にも使われるようになっています。これらも大事なことですが、病気を予防する効果には期待が寄せられています。

また、現代人の悩みである痔の悩みが血流と便通を促すはとむぎで回復
日本人の約3分の1が肛門の病気「痔」を患っています。製薬会社が成人男女に対面アンケート調査を行った結果、約36% の人が「自分は痔である」と答えました。

しかし、実際には、自分が痔であることに気づいていない人のほうが多いのです。痔を大別すると、痔核(いぼ痔)・裂肛(切れ痔)・痔療(あな痔)の3種類があります。

日本人の痔で一番多いのは痔核で、男女ともに約6割が痔核です。
痔核は一種の動静脈瘤で肛門の構造が招く病気です。

肛門は、筋肉(内肛門括約筋・外肛門括約筋)と粘膜だけではピタリと閉じることができず、約1ミリ程度のすき問ができてしまいます。

そのすき問をふさぐため、肛門の粘膜の下には、動脈や静脈の細い血管が草むらのようそうに集まった動静脈叢・平滑筋(意思に問係なく滑らかに運動する筋肉)・弾性線維でできた結合組織があって、クッションの役割を果たしています。とが、肛門のクッションをつなぎ合わせている部分が、30歳を過ぎるころから老化して崩れ、断裂し始めるのです。

排便時に強くいきむと、腹庄によって肛門のクッション部に約200 mmHGの圧力がかかります。200 mmHGというのは、脳の血管ならば破裂してもおかしくないほどの高い圧力です。

肛門の粘膜下にある細い動静脈は、約200 mmHGもの圧力によってコブ状に盛り上がり、結合組織の断裂した部分から突出して垂れ下がります。これが「痔核」で、形がイボに似ているため「イボ痔」と呼ばれているのです。

1時間座ったら10メートル歩く

便秘のほかに、血流不足も痔の大きな原因です。イスに座ってパソコン操作や書類作成などを行っていると、上半身の体重が腰や肛門に集中してかかるため、その部分の血流が不足し、うっ血を起こします。

薄着や冷房のかけすぎなどによる体の冷えも、肛門周囲の血管にうっ血を招く要因です。うっ血を防ぐには、1時間座ったら、一度、席を立って10メートルほど部屋を歩くことをおすすめします。用がなくても、トイレまで行って帰ってくるだけでもよいのです。

痔は男性の病気とというイメージが強いのですが、最近は、女性の方が多くなっています。女性の社会進出に伴ってストレスが増加したり、朝のお通じの調子が悪く便秘体質の人が増えているせいです。

女性は、仕事中や外出中に便意を催しても、トイレに行くのを我慢することが多くなります。また、ダイエットや偏食によって、腸の蠕動運動(便を先送りする運動)を助ける食物繊維やビタミン、ミネラル(無機栄養素)なども不足しがち。さらに、女性は生理前にホルモンの作用で腸の働きが鈍くなて、蠕動運動が弱まります。

女性の場合、こうした要因が重なって便秘になり、硬い便をいきんで出すうちに痔になる人が多いと思われます。つらい痔を予防・改善するゝうえで最も重要なのは、便秘をしないことと、血流不足を招かないこと。普段飲んでいるコーヒーや紅茶をはとむぎ茶に変えるだけでも効果があります。

はとむぎがイボ痔にいいのは、ハトムギに優れたイボ取り作用があるためと思われがちですが、実は、イボとイボ痔は性質が全く異-なります。

イボは、表皮の角質細胞が変化してできた腫瘍の一種。対して、イボ痔は、肛門周辺に血液がたまって血管が膨らんでいる状態です。

ハトムギの多彩な働きのうち、イボ取りに働くのは抗腫瘍作用であり、イボ痔には、便通や血流を促す働きが役立ちます。

また、切れ痔の場合は、便が硬くならないよう注意するとともに、裂傷ができた部分を1日も早く回復させるため、肛門付近の血流をよくして、皮膚の新陳代謝を高めることが大切です。

これにも、はとむぎに含まれる食物繊維やビタミン・ミネラルなどの成分が、大いに役立つと考えられます。

痔のせいで体力を消耗した人に、はとむぎ茶は特におすすめです。はとむぎ茶には、たんばく.質やビタミン、ミネラルが豊富に含まれているので、多めに取れば体力増進にも役立ちます。

はとむぎの粉末は、においや味にクセがないので、さまざまなとり方を楽しめます。コーヒーや紅茶をはとむぎ茶に切り替えるといいことばかりです。

過去に痔を経験している人も、便通や血流が良好な状態に保てるように、ふだんからはとむぎ茶をとるといいでしょう。

インフルエンザのウィルスが減ると判明

はとむぎが持つたくさんの機能のなかでも最近、特に注目が集まっているのが、抗腫瘍作用です。中国では、はとむぎの子実から抗ガン剤が作られていて、肺ガンをはじめとする進行ガンの患者数百万人に使われています。ロシアでもこの薬がすでに認可されています。アメリカでも臨床試験中です。

子実だけでなくはとむぎの殻や皮にも同様の働きが隠れています。例えば、リンパ球(免疫細胞)が活性化することによる抗ウィルス作用や抗腫瘍作用は、子実だけより殻や皮も利用したほうが数十倍も高いのです。
抗ウィルス作用や抗腫瘍作用があるということは、尖圭コンジローマや子宮頸がんなどのウィルス感染による病気にも効くということなります。
さらにはとむぎには、抗紫外線作用というメカニズムが報告され、近年、増えつつある皮膚ガンの予防にも期待大です。

最近の研究では、インフルエンザへの効果が明かにされました。動物実験ではありますが、はとむぎエキスがヒH1N1型インフルエンザを減少させることがわかりました。ウィルスを減少させることが確認できたのです。予防のみならず、感染してからでもウィルスを減らす可能性がでてきました。

痛みやアレルギーにも

はとむぎはその昔からさまざまな痛みに効くといわれていて神経痛や生理痛、リウマチの症状にも効果アリだというのです。これは、抗炎症作用によるものです。リウマチの方がはとむぎご飯を毎日茶碗1杯食べていたら症状が軽減した例もあります。補助療法としてはとむぎを利用するのもひとつの方法です。

そして現代人に増えているアレルギー症状です。はとむぎは、抗アレルギー作用もあり、軽症のアトピー性皮膚炎にも有効です。はとむぎ茶を飲めば、肌質の改善効果が期待できます。アトピー症状がひどい患者さんにヨクイニンを処方する皮膚科医が増加しているのもこうした作用からでしょう。

いくら食べても太らないのに栄養価が高い

はとむぎは、高カロリーです。たんぱく質は玄米の約2倍、脂肪も2倍以上あります。それなのに太らないというのは、どういうことでしょう?

これは、はとむぎに含まれている食物繊維の多さのおかげで体内での新陳代謝がよくなるためです。排泄される際には、水分や脂肪分を一緒にだきこんで排出するのです。はとむぎの栄養価の高さは、繊維質やたんぱく質や脂肪だけでなくビタミンB1、B2など非常にバランスが整っています。満腹感は、食べ過ぎを防ぐのでダイエット食品としても活躍してくれそうです。

中国書には「身体を軽くし元気をあふれさせる」と書かれています。身体を軽くする、というくらいですのでダイエットにはピッタリです。

糖尿病にも

はとむぎは、食後の血糖値を急上昇させにくい食品(低GI食品)です。つまり、膵臓への負担が少なく血糖値が高い糖尿病の方にはオススメです。

肩こり、腰痛、50肩

はとむぎの有効成分の1つであるコイキノールには筋肉の緊張を抑え、痛みを緩和する筋弛緩作用があります。肩、首のコリ、五十肩を和らげることができるのです。

ヨクイニンは体を冷やすというデメリットがあるの?

古くからはとむぎの子実には体を冷やす作用があると言われてきました。しかし、外皮には血管を拡張させて血流を改善する作用が確認されています。子実だけでなく外側成分を含むはとむぎ茶ならこうしたデメリットも気になりません。

はとむぎについての注意

はとむぎのすばらしい効能、効果にもデメリットがあります。それは妊娠しているとき、妊娠しそうな時は、はとむぎを食べてはいけません。妊娠初期に食べてしまうとせっかくのはとむぎの効能が逆にでてしまい、流産してしまうのです。

このようにはとむぎは、食用に薬用に世界中で用いられてきたわけです。言い換えれば歴史と伝統をもった健康食品ということになります。



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