GI値 ( 卵 乳製品 ) 17品目のGIとカロリーを調査 卵や乳製品は、主にたんぱく質と脂質を含むため、GI値(グリセミック・インデックス)が非常に低いか、ゼロであることが多いです。これらの食品は血糖値への影響が少なく、安定したエネルギー供給源として利用されます。
GI値 ( 卵・乳製品 ) 17品目のGIとカロリーを調査
| 食材 |
カロリー |
GI値 |
| 牛乳 |
67 |
25 |
| 低脂肪乳 |
46 |
26 |
| 脱脂粉乳 |
33 |
25 |
| スキムミルク |
359 |
30 |
| 生クリーム |
433 |
39 |
| コーヒークリーム |
211 |
24 |
| プロセスチーズ |
339 |
31 |
| クリームチーズ |
346 |
33 |
| カマンベルチーズ |
310 |
31 |
| パルメザンチーズ |
475 |
33 |
| ゴーダチーズ |
380 |
33 |
| カッテージチーズ |
105 |
32 |
| プレーンヨーグルト |
62 |
25 |
| アイスクリーム |
212 |
65 |
| バター |
745 |
30 |
| マーガリン |
758 |
31 |
| 鶏卵(生) |
151 |
30 |
乳製品の栄養と血糖値管理
- 牛乳: たんぱく質とカルシウムが豊富。乳糖が含まれるため、GI値は30前後。全体的には血糖値への影響は穏やかです。
- ヨーグルト: 発酵によって乳糖が部分的に分解されているため、GI値が低い(無糖の場合)。プロバイオティクス効果で腸内環境の改善に役立ちます。
- チーズ類: ほとんどのチーズは脂質とたんぱく質を主成分としており、炭水化物をほとんど含まないため、GI値はゼロ。満腹感を与えやすく、低GI食として利用できます。
- アイスクリーム: 砂糖が多く含まれているため、GI値は高め。脂質とたんぱく質が含まれているため、完全に高GI食品ではありませんが、血糖値に与える影響は注意が必要です。
まとめ
卵と乳製品は、ほとんどが低GIで、炭水化物を含まないか、少量しか含まないため、血糖値管理において非常に有用です。特に、チーズやクリーム系の乳製品は、糖質をほとんど含まず、血糖値にほぼ影響を与えません。しかし、加糖されたヨーグルトやアイスクリームなど、一部の乳製品は砂糖を含むため、そのGI値は高くなります。
適切な乳製品の選択と摂取量の管理を行うことで、栄養バランスを保ちつつ、血糖値の安定を図ることができます。
低GI値の食材の選び方
GI値とカロリー ( 果物類 ) 38品目を調査果物は、ビタミン、ミネラル、食物繊維を豊富に含む健康的な食品ですが、果糖やブドウ糖も含むため、GI値(グリセミック・インデックス)やカロリーは品種によって異なります。以下に、一般的な果物のGI値、カロリー(100gあたり)、およびそれらが健康に及ぼす影響についてまとめます。
GI値とカロリー ( 果物類 )
| 食材 |
カロリー |
GI値 |
| いちじく |
54 |
36 |
| いちご |
34 |
29 |
| オレンジ |
46 |
31 |
| いよかん |
46 |
33 |
| あんず(生) |
36 |
29 |
| 柿 |
60 |
37 |
| キウイ |
53 |
35 |
| グレープフルーツ |
38 |
31 |
| さくらんぼ |
60 |
37 |
| ざくろ |
56 |
37 |
| スイカ |
37 |
60 |
| なし |
43 |
32 |
| 洋なし |
54 |
36 |
| パイナップル |
51 |
65 |
| バナナ |
86 |
55 |
| びわ |
40 |
32 |
| ぶどう(巨峰) |
59 |
50 |
| ぶどう(デラウェア) |
59 |
47 |
| ぶどう(マスカット) |
59 |
48 |
| ブルーベリー |
49 |
34 |
| プルーン |
49 |
34 |
| マンゴー |
64 |
49 |
| みかん |
45 |
33 |
| メロン |
42 |
41 |
| 桃 |
40 |
41 |
| ゆず |
59 |
28 |
| かぼす |
25 |
29 |
| りんご |
54 |
36 |
| レモン |
54 |
34 |
| アボガド |
187 |
27 |
| ジャム(いちご) |
262 |
82 |
| ドライプルーン |
255 |
44 |
| レーズン |
301 |
57 |
| 黄桃缶詰 |
85 |
63 |
| パイン缶詰 |
84 |
62 |
| みかん缶詰 |
64 |
57 |
| さくらんぼ缶詰 |
74 |
69 |
果物のGI値とカロリーの影響
- 低GIの果物:
- 例: リンゴ、グレープフルーツ、イチゴ、ブラックベリー、アボカド
- 影響: 血糖値の上昇が緩やかで、食後の血糖値管理に適しています。特に、食物繊維が豊富なため、消化が遅く、満腹感が持続しやすいです。
- 中GIの果物:
- 例: バナナ(熟した)、マンゴー、メロン、ブルーベリー
- 影響: 血糖値の上昇は中程度。適量を摂取することで、エネルギー補給に適しています。ビタミンやミネラルが豊富で、抗酸化作用も期待できます。
- 高GIの果物:
- 例: パイナップル、スイカ
- 影響: 血糖値を急激に上昇させる可能性があり、特に糖尿病患者や血糖値管理が必要な人には注意が必要です。ただし、栄養価が高いため、食べる際は量を調整し、他の低GI食品と組み合わせることが推奨されます。
果物のカロリー
- 低カロリーの果物: スイカ、イチゴ、ブラックベリー、メロン
- 特徴: 水分が多く、カロリーが低いため、ダイエット中でも安心して摂取できます。
- 中カロリーの果物: バナナ、ブルーベリー、パパイヤ
- 特徴: ほどよいエネルギー源となり、適量であれば健康的なスナックとして最適です。
- 高カロリーの果物: アボカド
- 特徴: 健康的な脂肪を多く含むため、カロリーが高いですが、栄養価が高く、腹持ちが良いです。
果物の摂取に関するポイント
- 量と頻度の調整: 高GIの果物は適量にし、食事全体のGI値を考慮することが大切です。低GIの果物は、比較的自由に摂取可能ですが、カロリーを意識する必要があります。
- 食物繊維の効果: 果物に含まれる食物繊維は、消化を遅らせ、血糖値の急上昇を防ぎます。果物を丸ごと食べることで、食物繊維の摂取量が増え、GI値の影響を軽減できます。
- 組み合わせの工夫: 高GIの果物と低GIの食品やたんぱく質、脂質を組み合わせて食べることで、血糖値の上昇を抑えることができます。
低GI値の食材の選び方