ダイエット 生理で体重が増えてしまう理由を紹介します。女性の体重は、生理の周期に関係して、1ヶ月のうちにかなり変動しています。体重のもっとも低い時期は、生理のはじまる1週間くらい前で、そこから徐々に増えはじめ、生理が始まる頃に体重の増加はピークを迎えます。
ダイエット 生理で体重が増えてしまう理由
このとき、多い人では体重が2~3kgも増えることがあります。その原因は、ホルモンバランスの変化。排卵後には、「プロゲステロン」というホルモンが多くなり、その分泌量が一定以上になると、体に脂肪や水分がたまりやすくなります。
そのせいで体重が増えるのです。といっても、この場合の体重の増加は、ほとんどが水分ですから、体脂肪が増加しているわけではありません。
時期が過ぎれば、体重は元に戻ります。一方、生理の前になると、やたらと食欲がわいて食べ物を我慢できないという女性もいます。「普段は食べないチョコレートやケーキなどの甘いものが無性に欲しくなる」という人も少なくありませんが、これは身体の正常な反応。実は、女性の場合、食欲も生理の周期によって左右されるのです。
では、生理前になると食欲がわくのはどうしてでしょうか。それは、生理前のイライラが原因と考えられています。糖質性の食べ物を摂取すると、脳の中にセロトニンという物質の分泌が増えます。この物質には気持ちをホッとさせる働きがありますから、生理前でイライラしているときは、甘いものが欲しくなるのです。
ダイエット中は、ただでさえ空腹でイライラしやすくなっていますが、特に生理のはじまる1週間前は「PMS(月経前症候群)」といって、だるさやむくみが生じたり、便秘になりやすく、神経も非常にビリビリしています。そんなときに、ムリなダイエットは逆効果。ドカ食いを招く原因になってしまいます。この時期は「ダイエットは小休止」くらいに考えて、ハードな食事制限は避けたほうがいいでしょう。
ダイエット 生理で体重が増えてしまう理由 まとめ
生理中に体重が増える理由は、複数の要因が影響しています。これらの要因には、生理前症候群(PMS)、ホルモンの変化、水分保持、食欲の変化などが含まれます。
- 水分保持: 生理前に女性のホルモンレベルが変化し、これが体内での水分保持を促進することがあります。水分保持は体重の一時的な増加を引き起こす原因となります。この状態は通常、生理が始まるとともに解消されます。
- 食欲の変化: 生理前後に女性の食欲や食事の選択が変化することがあります。多くの女性が生理前に食欲が増すことを経験し、高カロリーの食品や甘い食品を摂取することがあります。これが追加のカロリー摂取につながり、体重増加の要因となります。
- ホルモンの変化: 生理周期の中で、エストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンのレベルが変動します。これらのホルモンの変化は代謝率に影響を与え、一時的な体重増加を引き起こす可能性があります。
- 生理前症候群(PMS): PMSは生理前に女性が経験する身体的および精神的な症状のセットで、これには体重増加が含まれることがあります。PMSの一部として、腹部の膨満感やむくみが生じ、体重が増えることがあります。
- ストレス: 生理前にストレスが増加することがあり、ストレスによって食事習慣が変化し、体重増加が引き起こされる可能性があります。
これらの要因により、生理中に体重が増加することは一時的なものであり、通常は生理が終了すると体重が元に戻ります。重要なのは、生理中の体重増加を過度に気にしすぎないことで、健康的な食事と適切な運動習慣を維持することが大切です。また、生理前症候群(PMS)が著しく不快である場合は、医師と相談して対処方法を検討することができます。