腰痛が辛いけれど治るのでしょうか。腰痛は生活に大きく影響を及ぼすので、いったん痛みがでると非常に深刻な問題になります。
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Question
- 腰痛が辛いけれど治る
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Answer
- 痛みを軽減させることは可能
腰痛 痛み について 予防
腰とは文字どおり人間のからだの要となる部位。そこに痛みや違和感があると、すべての動作に悪影響を及ぼします。肩に痛みがあっても歩く気になりますが、腰が痛いとちょっとした動きをとるのも嫌になり、自然と活動量が減って、気づいたら体重が何キロも増えていたということになりかねません。
腰痛もさまざまな原因で起こります。よく2足歩行を始めた人間の宿命だという人がいますが、痛みからそんなのんきなことは言っていられません。
背骨が関係する椎間板ヘルニアなどの整形外科的な疾患ばかりでなく、尿管結石などの内臓疾患や婦人科系の疾患などの内科的疾患が関係する場合もあります。痛みが続くのであれば、医師の診断を受けることをおすすめします。
また、過度なストレスによる精神的な要因で、腰痛が起こる場合もあります。その場合は、根本となるストレスの原因を解決することが大切になってきます。ついこつようつい人間の背骨は24個の椎骨が積み重なってできていて、その中でも腰椎は一番下のほうの5つの椎骨で構成されています。
積み木を積み重ねるときに、下のほうは大きな積み木にするのと同じように、背骨も腰椎が一番大きなサイズで、頚椎(首)が一番小さくできています。
一見大きいサイズの腰椎なので、頑丈にできでいると思われがちですが、上半身の重さを支えたまま、前屈・後屈・側屈・回旋など、からだの複仙稚な動きに対応しなければならないので、腰椎には大きな負担がかかります。
腹横筋を鍛えると腰痛予防になる
そのため、それらの動作をサポートしたり、保護したりするためにさまざまな組織が関与しています。「椎間板」といわれる椎骨にあるクッション材の役割をしている部分や、積み木が崩れるのを抑えているじん帯や筋肉がそれらです。
それらの組織に何らかの炎症や損傷が出ると、痛みとなります。そこで、腰痛予防の方法として有効なのが、腰椎周辺を取り巻く筋肉を強化して保護する、コルセットの役割をする筋肉を作ることです。腹筋群の中でも、一番奥にある腹横筋がその役目を担っています。腹横筋を鍛えるトレーニングとして、ピラティスやコア(体幹)トレーニングがよく知られています。
しかし、腰痛に関しては非常に奥が深く、完全な原因を突き止めることができない場合がほとんどといわれているのも事実です。腰に負担をかけすぎない生活を心がけること、トレーニングで「筋肉で保護された腰」にする必要があります。
腰痛になりにくい習慣
- ソファにできるだけ座らない、座るのなら短時間に長時間ソファに座っていると、腰が痛くなることはありませんか? 骨盤を長時間ずらした状態で座ることが腰への負担ばかりではなく、歪みを作る原因の1つにもなります。まずはソファに座る時間を減らすことから始めてみましょう。
- 物を持ち上げる動作を習得するぎっくり腰など、突発的な腰痛が起きる動作として知られているのが物を持ち上げる動作です。膝を伸ばしたまま腰を曲げ、物を持ち上げると、腰への負担が一気にかかります。両膝を曲げてからからだを物に近づけ、脚力を使って持ち上げるようにしましょう。
- ダイエットおなかが出ないようにすることも重要。背骨は生理的な湾曲を描いていで、その湾曲がスプリングのように衝撃を吸収しています。おなかが前に出ていると、腰椎の部分の湾曲が過剰になり、腰痛の原因にもなります。このような場合は腹筋運動をしても難しいので、有酸素運動と摂取カロリーのコントロールをします。
腰痛予防にコルセットは有効か?
コルセットをすることは、人工的に作られた腹横筋を身にまとう訳ですから、腰への負担は減るでしょう。しかし、あまりおすすめしません。
痛みに耐えられない、日常生活を送ることも困難なほどであれば、コルセットは一時的には助けとなるでしょう。
しかし、運動できる体力があるのであれば、その筋肉を自分で作ってください。コルセットを巻いていると、腹横筋はどんどん衰えます。コルセットが習慣化されると、常につけていないと、腰椎の自然な湾曲を維持できなくなるのです。
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