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抗酸化物質を蓄え、脳梗塞・動脈硬化・認知症などを予防

脳内の活性酸素を除去して脳梗塞の予防

αリポ酸には、体内にある抗酸化酵素「スーパーオキシドジムスターゼ(SOD)」と同様の抗酸化作用があり、そのパワーは代表的な抗酸化物質であるビタミンC・Eの数百倍とも言われています。αリポ酸の活性酸素の除去率は、濃度に比例して除去率もアップ。αリポ酸には、脳細胞を有害物質から守っている「血液脳関門」を通過する物質があり、脳内の活性酸素の除去能力があると想定されます。これが確認できれば、脳血管の動脈硬化、脳梗塞、脳血管性の認知症の予防にも効果が期待されています。

αリポ酸と他の抗酸化物質との相互作用

αリポ酸
細胞内に取り込まれる
ジヒドロリポ酸として貯蔵
ビタミンC、Eのリサイクルに不可欠

酸化を防ぐ抗酸化物質の定番といえば、ビタミンCとビタミンE。ビタミンEは脂容性なので細胞膜の中で活性酸素の働きを抑制。一方、ビタミンCは、水溶性なので、細胞膜の外で同様の働きをしています。問題は、ビタミンCやEが活性酸素と結びつくと、その効力を失ってしまうことです。このままでは、1回のみで使い捨てられてしまい、次から次へとビタミンを補給しなければなりません。ここでαリポ酸の強力な抗酸化作用は、ビタミンC・E、コエンザイムQ10、グルタチオンなどに作用してこれらの抗酸化力を復元させる働きをもっています。

肌に弾力をもたせてシミを生成しにくくする(美肌効果)

肌の線維芽細胞を増殖させることで肌に弾力を

皮膚細胞の一種である線維芽細胞にαリポ酸を加えて2日間培養する実験を行いました。その結果、1mlあたり25μgのαリポ酸を加えた細胞は、まったく加えない細胞に比べて細胞の増殖率がおよそ20%ほど向上しています。αリポ酸を摂取すると、皮膚細胞の生成が促進されることで皮膚の再生促進、肌の弾力性の保持、美肌の維持にまでつながると期待されています。

新陳代謝を活発化させて美肌を保つ

皮膚細胞は、皮膚の最下層にある「真皮層」で生成され、「表皮層」を経て皮膚の一番下、つまり角質層へとあがります。αリポ酸を加えた皮膚は無添加の負婦に比べて、細粒細胞が角質層に多く存在。角質層と表皮層の境界がくっきりとわかるのに対し、αリポ酸を添加した皮膚では、境界が不鮮明でぼやけています。このようにはっきりとわかるのです。これらは、真皮層で作られた皮膚細胞が絶えず上へと移動していることを証明しています。αリポ酸は、皮膚の新陳代謝を活発化するのです。

メラニンを抑制、肌にシミをつくらせない

肌にとっての大敵は言うまでもなく紫外線。紫外線を浴び皮膚はメラニン色素が沈着して黒ずんでしまいます。色素沈着です。これは一度なってしまうとなかなか元に戻りません。これは、マウスの肌に紫外線を照射して、メラニンの沈着を比較。αリポ酸を与えた肌は、無添加の肌に比べて明らかにメラニンのの沈着が抑制されました。αリポ酸には、紫外線によるシミを強力に予防する作用があるのです。

食欲中枢を抑制して食欲を抑える作用(ダイエット効果)

ネイチャーメディシン(nature medicine)は非常にメジャーですが、本部が英国にあり、権威のある医学雑誌です。
当然ですが、論文の掲載基準のレベルも高く、科学者達にとっては論文が掲載されることはステータスでもあるのです。

そのネイチャーメディシンにαリポ酸に関する実験報告が掲載されました。2004年7月号に掲載され話題をよびました。

私たちの脳の中に存在する「食欲中枢」には、食べ物を摂取する具合に応じて、満腹感や空腹感を感じとるセンサーがあります。αリポ酸はこの空腹感を感じるほうのセンサーの感度を鈍らせて、食欲を抑えます。一方、αリポ酸は褐色脂肪細胞や白色脂肪細胞に存在する脂肪燃焼タンパクを活性化して、脂肪を消費させる作用があることも同時に発表されています。αリポ酸には食欲を抑制するとともに、脂肪の燃焼を促進させる働きもあることとが証明されたのです。

参考文献:nature medicine VOLUME10 NUMBER7 JULY 2004