確実なダイエットなら
αリポ酸は別名「チオクト酸」とも呼ばれ、酵素の働きを助ける補酵素の一種。人間の体内でつくられ、エネルギーを生成するプロセスで重要な役割を担っています。
αリポ酸の歴史は1951年、に牛の肝臓からαリポ酸を取り出すことに成功しました。その後、世界的に様々な研究が行われαリポ酸の効果が明らかにされました。
その効果の中でもダイエット効果は各種TVや雑誌などでも取りあげられ、αリポ酸サプリメントは品切れの状態が続いています。
αリポ酸を体に補えば、糖の代謝が促進され、体のエネルギー代謝もアップします。その結果、体質そのものを痩せやすくリバウンドしにくい健康的な体質に変えてしまうのです。これは健康面だけでなく美容面からも魅力です。
もうひとつ魅力的な効果として注目されているのは、老化や病気などと密接に関係している活性酸素です。これを除去する強い抗酸化作用を備えているのです。
ここで注目したいのは抗酸化作用として有名なのはビタミンCやビタミンEなどですが、αリポ酸はこれらの数百倍にもなるのです。老化防止だけでなく、美肌づくりにも多いに役立つということです。
健康面に視点をあわせると、糖尿病、高脂血症、脳卒中、心臓病、がんをはじめとする生活習慣病の予防や、解毒作用、免疫力の強化などの働きも抗酸化力と深い関係にあります。
αリポ酸はドイツを中心に欧州では30年以上も糖尿病の合併症治療薬として、日本では、内耳性難聴の治療として処方されてきました。
どのくらい摂取すれば代謝アップする?
αリポ酸は体内でわずかに生成されていますが、不足しがちでその量は加齢とともに減少します。ダイエット、病気の予防に飲むのであれば1日100mgが適量です。αリポ酸は、牛の内臓、ほうれんそう、ブロッコリー、トマトなどにも含まれます。しかし、含有量、含有率ともにごくわずかです。
実際、食品から必要摂取量をとるというのは、現実的ではありません。ほうれんそうから100mgのαリポ酸をととううとすれば、1日に300kgも食べなければなりません。
やはりサプリメントが最良の方法です。もともとは薬であったαリポ酸はですが、その安全性が確認され、日本では2004年に食品用途への使用を認めています。