年々太っていく 理由

年々太っていく 理由 同じカロリーの食事なのに不思議と思うのは私だけでしょうか。脂肪がつく原因は、ただ1つ非常にシンプルで単純です。摂取カロリーが消費したカロリーよりも多かったためです。それ以外の原因はありません。これはふつうの肥満者も、かくれ肥満者も同じです。

年々太っていく 理由

それを承知していて、自分の1日の栄養所要量に見合った分だけを食べるように決め、食事の量を増やさないように気をつけている人もいます。しかし、食事の量が増えなくても、人間は太ってしまうのです。それはなぜでしょうか?人間が1日に消費するカロリーは、2種類に分けられます。

  1. 運動代謝(生活代謝) 日常の動作や、運動したときに使われるもの
  2. 基礎代謝 何もせず寝ているだけでも、体温を保ち、内臓を動かすといった、生きていくうえで最低限必要なもの

このうち、2の基礎代謝量は、25歳を過ぎた頃から徐々に減少します。だいたい、l 日につき 10 kcal 1 年の合計で約 3500 kcal くらい減ります。脂肪組織 1 kg を燃やすのに約 7000 kcal 必要なので、これは 1 年で合計約 0.5 kg の脂肪に換算できます。

「最低限必要なエネルギー」は年々脂肪 0.5 kg 分ずつ不要になってくるわけです。つまり、今までと同じカロリーの食事をとっていると、運動量を増やさないかぎりは、1 年に約 0.5 kg ずつ太っていくことになるのです。

ですから、若い頃から健康に気をつけて、決まったカロリー内で食事を作るようにしていても、25歳を過ぎた頃から、少しずつカロリーが余分になってきます。その分は脂肪として身についていきます。ですが、年 0.5 kg 程度とわずかずつですし、手足が細ければ、太ったことに気づかないかもしれません。

25 歳を過ぎてから増えた体重というのは、ほとんどが脂肪です。よほど意識して運動をしていない限り、筋肉はつきません。そうすると、体脂肪率は気づかないうちにしだいに高くなっていきます。
かくれ肥満の人たちは、若い頃標準体重以下で、比較的ヤセていたため、徐々に体重が増えても依然としてスマートである場合が多いでしょう。
しかし、体脂肪率を計ってみたら30%以上あった… 。という人は少なくありません。そのまま気づかずにいると、さらに脂肪率が増えて、少しずつ成人病への階段を昇っていくことになるのです。

年々太っていく 理由 まとめ

年々体重が増える理由はさまざまですが、同じカロリーの食事で体重が増えることがある理由にはいくつかの要因が考えられます。

  1. 基礎代謝の変化: 年齢とともに基礎代謝が低下することがあります。これは体がエネルギーを消費する速度が減少することを意味し、同じカロリーを摂取しても、以前よりも消費されにくくなるため、体重が増えやすくなる原因となります。
  2. 筋肉量の減少: 年齢を重ねると、筋肉量が減少することがあります。筋肉は基礎代謝を高める役割を果たしており、筋肉量が減ると基礎代謝が低下し、カロリーを効率的に消費できなくなることが体重増加につながります。
  3. 生活習慣の変化: 年齢と共に運動量が減少したり、日常的な活動量が低下することがあります。これにより、同じカロリーを摂取しても、消費されるエネルギーが減るため、体重が増えやすくなります。
  4. 食生活の変化: 食事内容や摂取カロリーが変わったり、ストレスや感情によって食べる量が増えたりすることがあります。

これらの要因が複合的に影響し、体重が増えることがあります。運動習慣の見直しや、バランスの取れた食事、定期的な運動など、健康的な生活習慣を整えることが重要です。

みかけと異なる脂肪