危険なダイエット食品!日本国内で認可された「やせ薬」は1種類だけ

日本で認可されているやせ薬には、厳しい使用制限が儲けられています。しかし一方、薬でやせたいという潜在的な願望は途絶えることはなく、輸入やせ薬・ダイエット食品は新しいモノが次々に発売されています。健康の落とし穴は、それらに生命を脅かすほど危険なものがあるということでし。

とりわけ中国ルートの製品は危険がいっぱいです。

日本国内で認められているやせ薬は「サノレックス」だけ

日本で認められているやせ薬は、たった1種類のみということを知っている人は意外にも少ないのです。そのやせ薬の名前は「サノレックス」です。保険適用もされますが、ただしBMI値35以上の人で最大3ヶ月(180日)しか使用できないという厳しい制限付です。

BMIとは国際的に通用する肥満度基準で、計算式は、BMl= 体重(kg)÷(身長×身長(m)です。成人でBMI値22のとき、もっとも理想的な体重とされています。

やせ薬サノレックスの効能は、によると、「食欲中枢を抑えるタイプのやせ薬で、副作用も少ないかわりにそれほど劇的に効くという薬ではない」と念を押します。

米国では認可されたやせ薬は約10種類あるが、サノレックスはそのなかでも、BMI= 25~30程度の軽症の肥満者に使用されています。にもかかわらず、日本で肥満の薬に射しこれほど厳しい制限付なのは、厚生労働省が医療費を抑えたいからだと思われます。

中国のやせ薬で死亡者も

その結果なにが起こったかというと、海外からの認可されていない、アブナイやせ薬・ダイエット輸入食品の流入です。とりわけ中国ルートのものが問題になりました。

劇症肝炎で運ばれてきた。女性は中国製のやせ薬「千之素こう嚢」を服用していました。同じやせ薬で同様の事件は数件続きました。翌02年、60歳代女性が同様の症状で死亡し、新聞報道される大騒ぎになり、全国に被害が拡大しました。

専門家がこの中国ルートのやせ薬を分析したところ、成分に食欲抑制剤フェンフルラミンが含まれているとわかりました。

フェンフルラミンとは、医師によると「月に5kgやせるという治験もある強力なやせ薬で、米国でも合併症として心臓弁膜症などを起こすとして発売禁止になっているもの」だそうです。
それを中国の業者が輸出向けやせ薬として製造したのです。この騒動が鋸静化したからといって根が絶たれたわけではありません。しばらくすると、中国製のエフェドリン、サノレックス入りのやせ薬が出回りました。エフェドリンは交感神経を刺激し、脂肪細胞に働きかけやせるというタイプです。さらに06 年、やはり中国製の甲状腺ホルモン入りの輸入ダイエット食品が原因で中毒症を起こした患者が、病院に運ばれるという事件が起こりました。

甲状腺ホルモンは代謝を活発にし、やせる効果を促進させます。まったく手を替え品を替え、危ない輸入やせ薬は出回るというのが、やせ薬を取り巻く現状です。「輸入ダイエット食品・やせ薬は決して安全な食品ではない。インターネットでは掲示板などで、いろいろなダイエット食品の実際の効果について情報交換をし、危険を承知でやせ薬を購入している人たちがいますが、じつはそこに大きな落とし穴があります。

痩せる薬は危険性がたかいのですが、食欲抑制剤はあります。

まじめ人に多い、ストレスによる肥満

仕事が忙しくなると、急にコツテリしたものが食べたくなったり、甘いものが食べたくなったり…そんな経験はないでしょうか。お腹がいっぱいなのになぜか食べてしまう、その理由は、ストレスを受けた脳からの命令によるものだったのです。

ストレスの慢性化は甘いものに偏りやすい

夜寝る前や休みの日など、ひとりになるとスナックや菓子パンをたくさん食べてしまうという人がいます。1年間で8kgも太ってしまい、仕事用のパンツスーツがぜんぜん入らなくなってしまった…という経験を話す人も少なくありません。
大人になって急に太りはじめる原因の多くは、ストレスです。耐えがたいほど強烈なストレスに見舞われると、人はやせます。

太りやすいのは、日常的なストレスが長い間続いた時です。

専門医に聞くと、とりわけ人間関係のストレス(家族、恋人、会社や学校など)、時間や仕事に追われるストレス、解決方法の見つけにくいストレスが慢性化すると、甘いものに走りやすいのだそうです。

きまじめな人は特に注意が必要です。ストレスを受けたときの反応は、人によって発散タイプ、ためこみタイプに分かれます。

発散タイプは、まわりに八つ当たりしたり、泣いたり、ショッピングに走る。血圧が乱高下して血管や心臓に負担がかかる心配はありますが、この発散タイプの人は、ストレス太りはしにくい体質です。カッとして攻撃的になる時に分泌されるアドレナリンやノルアドレナリンは、中性脂肪を分解させる(脂肪を燃やす)代表的なホルモンです。

またせっかちに動き回ることで、血液中に放出された脂肪(遊離脂肪酸)がエネルギーとして燃焼されます。涙を流したり体を動かすことで、気も晴れるでしょう。

日本人はDNA的にストレス太りしやすい

ストレス太りは、きまじめで内にこもる、ためこみタイプの人に多いのが特徴です。完全主義で責任感の強い人。まわりからの評価が気になり、本音を言えない人。相手に非があってもじっとガマンしたり、自分を責めやすい人。だれにも邪魔されない時間が、いちばん心安らぐ人。日本人にはとても多いタイプです。
ストレスを長い間ためこむと、エネルギーの代謝が悪くなって老廃物をためこみやすくなり、さらに副腎皮質から、「肥満ホルモン」と呼ばれるコルチゾール(糖質コルチコイド)が分泌されます。

血糖値をあげさせ、免疫の活動をおさえ、脂肪をつくり出すホルモンでし。そこに甘みの誘惑が追い打ちをかける。ウツウツしていると、脳内の快楽物質、セロトニンやβエンドルフィンが不足するので「とにかく何か食べろ!」と脳から指令が出ます。

すぐにセロトニンレベルを引き上げて脳を満足させられるのはブドウ糖です。だから、甘みに手がのびるのです。甘みは脳を興奮させて食欲のアクセルになるので、食べ始めるととまらなくなります。「我を忘れていないか」と自問自答できるうちに、濃い日本茶やプーアル茶など苦いもので一服するといいでしょう。

苦味は脳の興奮を鎮めてくれます。発散タイプヘの切り替えも心がけたほうがいいでしょう。特に女性にとっては、おしゃべりがストレス解消になるから、気を許せる友人やカウンセラーをさがす。大笑い・号泣に浸れるDVDをたくさん確保する。歌う、ほかに。お風呂に入る。ストレッチする。なるべく散歩する。そして、小さいことにクヨクヨしないことです。

どうしても甘いものがほしいときは、和菓子がいいでしょう。

ダイエットは色も大きく関係する、赤や黄は食欲増進、青は食欲減退

青色を頭にイメージしてみてほしい。どんなイメージがわくだろうか。空と海、ひんやりした空気、クールミントガムなど、心がすっと静まったと思う。青い色には、犯罪を減らすほど強い「鎮静」パワーがある。食べたい衝動を抑えたいなら、青のインテリアとサングラスの準備が最適。

やせられない原因は、思わぬところにもひそんでいる。「どうがんばっても食欲を抑えられない」と悩んでいる人は、一度、部屋とタンスの中を見わたしてみよう。インテリアや身につけるものに、赤、黄、オレンジなどの元気で明るい色が多くないだろうか?
グリーンサラダに赤いトマトや黄色いコーンが加わると、ぐっと食欲をそそられることでもわかるように、ビビッドな色は食欲を増進させる。逆に緑や青は、気持ちも食欲もなだめる色だ。特に「青」は、いま世界中で防犯カラーとして注目されてるほど。

イギリス・グラスゴー市では2000年、景観改善のため青い街路灯を導入したところ、犯罪発生件数が減少して注目された。色彩心理学では、青は「本能的な衝動を抑えて、冷静にさせる」「神経の高ぶりを沈める」色となっている。

日本でも05年に奈良県警が導入すると、1年後には、周辺の夜間の犯罪認知件数が約9%減少した。画期的な「防犯のあかり」として、いま全国各地で取り入れられつつある。青は強力な食欲減退色でもあり、さらに集中力を上げる働きもあるから、これをダイエットに生かさない手はない。インテリアもテーブルクロスもブルーで続一し、外出時には青色のサングラスをかける。食事の前、数分でもいいから青いサングラスをかけ、心を落ち着かせて、はずして食べ始めると、ゆっくりとよく味わって食べることができ、満腹感もずっと感じやすくなる。

日本では、オペ室(手術室)のデザインをブルーに統一する病院が増えている。やっぱりこれも落ち着く、安らぎとったイメージをより深めるため。

そして外食が多い人は肥満になりやすいことも忘れてはいけません。