ダイエットに成功すると胃が小さくなるの?

ダイエットに成功した人がよく口にするセリフ、「胃が小さくなって、以前ほど食べられなくなった」。これは、「もののたとえ」としては当たっています。

やせると本当に胃が小さくなって、その分、食べ物が入らなくなると思っている人がいますが、実はそれは違います。レントゲンを撮ってみればわかりますが、胃が物理的に小さくなるということはありません。やせる前とやせた後の胃の大きさを比べても、変わっていないのです。

また、年齢とともに食欲がなくなって、胃が小さくなったと感じる人もいるでしょうが、これも胃が小さくなったように感じているだけです。

一方、「胃拡張」のほうはどうでしょう。胃拡張は、食べすぎなどで胃が大きくなった状態のことをいいますが、これも、胃そのものがびっくりするほど肥大化するわけではなく、胃がかなり拡がらないと、脳が満腹感を得られなくなってしまっている状態のことをいいます。

なお、一般に出産を経験した女性の胃は大きいといわれています。だからといって、経産婦に肥満の人が多い′わけでも、大食いの人が多いわけでもありません。胃袋の大きい人が大食い= 肥満というわけではないのです。