日本では、コエンザイムQ10市販化粧品の配合は、0.03%を上限に認められています。一方、海外では、特に上限がなく顔用では0.05%前後が主流で、中には0.1%配合の製品もあります。ボディー用は0.03%で配合した製品が多いようです。ですから、濃度の高い製品を海外旅行の際に購入するのもいいでしょう。
一部、治療用目的で高濃度の製品を使っている場合もありますが、通販で購入することはできません。
ほかのコスメとの併用について
レチノールやビタミンCなど、ほかのコスメととの併用は問題ありません。ビタミン類の分解を抑えるので、理論上は併用すると抗酸化作用が高まります。
最初からビタミンCやビタミンEを配合しているコスメもあります。多くのビタミンC入りコスメは原料が水溶性なのでローションや美容液になっています。これらの水溶性ビタミンC入りコスメを最初に肌に塗って油陽性のコエンザイムQ10入りクリームを後に塗ると両方の浸透力がアップする相互作用があります。
冬季と夏期ならどちらを重点的に使ったらいい?
コエンザイムQ10は、油溶性なので、クリームやローションタイプのコスメが主流。そのため、肌が乾燥する冬の方が使い勝手がいい。
就寝前や外出の前に重点的に使うのが効果的です。
一方、コエンザイムQ10は紫外線の害を予防したり軽減する効果があるので、夏もしっかり使うことをオススメします。さらさらした使用感のコスメを選んで夏でも使うといいでしょう。