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腸内フローラはスレンダーにもデブにもなる 短鎖脂肪酸は天然のやせ薬

やせている人、太っている人、太っている人が全員爆食しているわけではない

周囲を見渡すと、太っている人、痩せている人、普通の人、さまざまいらっしゃいます。そして食べると太る人、食べても太らない人、食べる量をコントロールするとなんとか理想の体重を維持できる人がいらっしゃいます。

ぶかぶかの太っていた頃に履いていていたパンツがゆるゆるになっている映像を見て、これだ!と思ったダイエット方法に数え切れないほど裏切られてきたしまった人も多いはずです。

ダイエット

ダイエット

このページは、腸内フローラに関する情報を掲載していますが、少し多めに食べたり、油断するとすぐに太ってしまう方への対策方法や考え方です。

さまざまなダイエット方法でスムーズに痩せられない人は「肥満体質」かもしれません。同量を食べても太る人、太らない人がいます。私に隠れて毎日10km以上ランニングしているはず?なんて思うこともあるかもしれません。

これまでは、次の3つの原因が太っている人、痩せている人の異なる点だと考えられてきました。

  1. 腸の吸収力
  2. 基礎代謝
  3. 遺伝

ところが、2019年9月、世界的に有名な科学誌「サイエンス」に「腸内フローラの乱れが肥満体質の原因」という衝撃的な研究が掲載されました。

この時点では、「違いがある」という事実が判明しただけでその違いが肥満の原因なのか、それとも肥満した「結果」なのかがわかりませんでした。

ところが、最近の腸内フローラが肥満の原因になることを科学的に証明されたのです。腸内フローラ対策を実行すれば肥満解消ができるということです。

痩せている人、太っている人の腸内フローラの実験

ワシントン大学のジェフリー・ゴードンさんは、腸内研究で世界のトップを走る実力科学者です。このゴートンさんのチームが行った実験はこうです。

  • 痩せている人
  • 太っている人

の腸内フローラをそれぞれ無菌マウスに「移植する」ことでした。無菌マウスというのは、腸内細菌が全くいないマウスです。蛇足ですが、帝王切開で誕生したマウスを一度も細菌と触れないように育てると無菌マウスになります。

人間のうんちの3分の1は腸内細菌でできていますので、これをマウスの腸内に入れると腸内フローラを定着させることができます。

これで

  • 肥満の人の腸内フローラを持ったマウス
  • やせている人の腸内フローラを持ったマウス

が完成です。このふたつのマウスを1ヶ月ほど同じ量のえさと運動量で育てました。結果はどうなったでしょうか?

  • 肥満の人の腸内フローラを持ったマウスは、どんどん太りました
  • やせている人の腸内フローラを持ったマウスは、変化なしでした。

人の便を変えたりして実験を繰り返しましたが結果は同じでした。肥満の人の腸内フローラを持ったマウスは、同じ量のえさ、運動量という同じ環境下でも太ってしまうのです。

この実験で同じ食事、同じ運動量でも腸内フローラ次第で太ってしまうのです。腸内フローラが肥満体質の「原因」であることが科学的に証明されたということです。

肥満フローラ

肥満フローラ

肥満を防ぐ腸内細菌がいる

では、腸内フローラが肥満の原因になるということは証明されましたが、痩せにくい体質「肥満体質」の人はどうやって体質を変えればいいのでしょうか?
結論だけ先に言うと「肥満フローラ」を「やせフローラ」に変えることは可能です。どう変えればいいのでしょうか?

肥満フローラの特徴

ゴードンさんのチームの分析で明かにしたのは、「肥満させる細菌がいるわけではない」「肥満を防ぐ細菌がいない」ということでした。

言葉遊びのように感じてしまった人は、ここが大事なポイントですので、しっかり理解を深めてください。

肥満フローラでは主にバクテロイデスといグループに属する数種類の数が極端に少ないのです。そしてこれらの細菌を外部から与えてやることで「肥満体質」も解消されたのです。

これらの菌はもともと肥満から守る働きをしていて、その菌が減ると「肥満フローラ」になるのです。

腸内細菌は、腸内でさまざまな仕事をしていますが、その細菌が少なくなることで通常どおりの仕事ができなくなると肥満体質に変わってしまうのです。腸内細菌はどのような仕事をしているのでしょうか?

これについて解明したのは、東京農工大学の木村郁夫さんです。腸内細菌が作る「短鎖脂肪酸」という物質です。この「短鎖脂肪酸」は『天然のやせ薬』とも言われ、肥満をコントロールしています。

天然のやせ薬「短鎖脂肪酸」

肥満は脂肪細胞という細胞の内部に脂肪の粒を蓄え、肥大化します。もしそのときに備えてエネルギー源を蓄えておくのが役目の脂肪細胞は、放置すると、血中の栄養分をとり続け肥大化します。この脂肪細胞の暴走にブレーキをかけるのが「短鎖脂肪酸」です。

食事→胃→腸という順番で消化作業に入ります。こうした食べ物をバクテロイデスなどの腸内細菌が分解して短鎖脂肪酸を作ります。

短鎖脂肪酸は、他の栄養分とともに腸から吸収され、血中に入って全身へ運ばれやがて脂肪細胞にたどり着きます。

脂肪細胞には、短鎖脂肪酸を感知するセンサー(受容体)がありこのセンサーが短鎖脂肪酸を感知すると細胞は栄養分の吸収をストップし、暴走が止まる仕組みです。

短鎖脂肪酸は、脂肪が過剰にたまるのを防いでるということです。短鎖脂肪酸の働きはこれだけにとどまらず、交感神経にも短鎖脂肪酸に反応するセンサーがあり、感知すると全身の代謝が活性化します。

具体的には、心拍数の増加や体温上昇などが起こり、あまった栄養分を燃やして消費させます。短鎖脂肪酸は、脂肪の蓄積を抑え、消費を増やすという2つの働きから肥満を防ぐ働きをしているのです。

肥満フローラをやせフローラに変える

肥満フローラをやせフローラに変える

まとめ:肥満フローラをやせフローラに変える方法(結論)

肥満の原因となる「肥満フローラ」ですが、肥満フローラの人はどうやってここから脱却すればいいのでしょうか?

まず、腸内細菌に『えさ』を与えることです。普段の食事は、エネルギーや栄養だという漠然とした理解はあっても腸内細菌にえさを与えている重要な機会だということはあまり頭になかったかもしれません。

食事は、腸内細菌にとって大事なえさなのです。特にバクテロイデスなどの短鎖脂肪酸を作る細菌たちは、食物繊維をえさとして生きています。食物繊維のほとんどは、人間には消化できませなんが、短鎖脂肪酸を作る細菌たちは、これを食べ、短鎖脂肪酸の原料にもしています。

偏った食生活が続いて食物繊維が不足すると、それをえさにしている細菌がたちが減ってしまいます。これが「肥満フローラ」になってしまう原因です。

食物繊維は、野菜や芋、果物に多く含まれていて便通をよくする働きがあることはよく耳にしますが、じつは腸内フローラに大きく影響しているのです。ダイエットをしてもなかなか痩せない人は野菜などの食物繊維をたっぷり摂って「肥満フローラ」を「やせフローラ」に変えればいいのです。

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寝ている間に脂肪が燃える「はちみつダイエット」

食事制限や運動で努力してもやせない人の特徴

努力してもなかなかやせない

努力してもなかなかやせない

眠りが浅く就寝中に体脂肪を燃やす若返りホルモンが減少している
ちまたでは、「やせる」というダイエットでも私にはなぜか効かない…という人は多いものです。そのうちにダイエットで成果がでないので嫌になってやめてしまいます。

食事制限や運動をしっかり頑張っているのに、やせられないのはなぜでしょうか?その答えは、「夜によく眠れていないから」でしょう。

実際、太っている人に限って、睡眠時問が短くて眠りも浅く、途中で目が覚めてしまうなど不眠の悩みを抱えているものです。つまり、睡眠の質が悪いのです。

睡眠中は体脂肪がよく燃える時間帯

人問は、日中と夜ではホルの分泌パターンが異なります。夜は、睡眠を取ることで、脳から「成長ホルモン」が分泌されます。「寝る子は育つ」というように、成長ホルモンは成長期の子供の発育を促すことで知られています。しかし、実は、大人でも成長ホルモンが分泌されており、日中に傷ついた骨や肌、筋肉など体の組織を修復し、再生する作業に携わっています。

そのため、成長ホルモンは、「若返りホルモン」とも呼ばれています。身体組織の修復・再生作業にはエネルギー源が必要になります。体内に貯蔵されているグリコーゲンや脂肪がエネルギー源として使われます。

つまり、質のいい睡眠が取れていれば、睡眠中に体脂肪が燃えて消費され、通常の生活を送っているかぎり、太ることはないのです。ところが、眠りが浅く睡眠の質が悪いと、若返りホルモンが十分に分泌されないため、体脂肪が消費されません。その結果、食事制限や運動を頑張っている割に、あまりやせられないという事態を招いてしまうわけです。

入眠3時間後に成長ホルモンの分泌がピークになる | 質のいい睡眠のための条件

はちみつダイエット

はちみつダイエット

寝る前にはちみつをぺろっとなめればよく眠れる

ところで、脳が若返りホルモンを十分に分泌するためには、脳自体にもエネルギー源(ブドウ糖) が必要になります。ブドウ糖は、体内に吸収されると肝臓にグリコーゲンとして蓄えられ、必要に応じて脳に送られます。しかし、夕食を食べすぎて糖質過多になると、すい臓からインスリンが大量に分泌されて、脂肪が蓄積されやすくなります。

そのうえ、成長ホルモンの分泌が阻害されてしまうのです。過度な糖質制限も、肝臓のブドウ糖が空っぽになってしまい、脳へ供給するために筋肉を分解してブドウ糖を作り出さなければならなくなります。

朝、目覚めたときに疲れが取れていない、頭がすっきりしないという人は要注意です。睡眠中に肝臓が空っぽになっていると脳のエネルギーが不足して、深くて質のいい睡眠が得られないので、若返りホルモンの供給が減ってしまう可能性が考えられます。

 

そこで、ダイエットを成功させるために、私は、就寝前に適度なエネルギーを補うことをおすすめしています。そのエネルギー源として最適な食品が「はちみつ」なのです。

はちみつは、ハチ由来の酵素でショ糖から分解されたブドウ糖や果糖が多く含ヰれ、ハチ由来のたんばく質、糖や脂肪の消費を促すビタミンB群、多種のミネラルなりを豊富に含んでいます。

はちみつの糖質量は、砂蛤よりやや低い程度ですが、血糖値の上昇を抑える効果が太り、すい臓や肝臓に直接作用すると考えられています。ノンスリンの分泌を抑える効旦や中性脂肪を軽減する効果も認められており、就寝前の肝臓へのエネルギー補給としで最適だと考えています。

さらに昔から咳止め薬としての効果も認められているため、睡眠の質改善に一役買っていると考えます。

私自身、寝る前に大さじ1杯のはちみつをとる「夜はちみつダイエット」をはじめとするいくつかのダイエット法を試みたところ、効率よく減量でき、合計で約25キロのダイエットに成功した経験があります。私の友人も、夜はちみつダイエットを4年問続けたところ、体重が17キロ以上減り、驚くほど高かった中性脂肪値が正常化しました。

はちみつ(抗酸化作用が強力な天然甘味料)の代表的な4つの効能 | パワー

「肥満遺伝子」BMAL1(ビーマルワン)を意識してカロリーの高いものを食べる時間を調整する

BMAL1(ビーマルワン)は肥満遺伝子ですが、脳と筋肉で時計遺伝のような働きをする、初めて見つかったタンパク質です。

BMAL1(ビーマルワン)はこのサーカディアンリズムを制御し、体内時計を正しく保つ役割をしたタンパク質です。

つまりこのBMAL1(ビーマルワン)の働きに合わせて食べたり、飲んだりを上手に調整すればストレスなく痩せることができるということです。ダイエット中だからこそ、高級黒毛和牛を食べるチャンスがめぐってきたりするわけです。なんて!タイミングが悪いんだぁ~と思わずに。こう考えましょう。

BMAL1(ビーマルワン)は脂肪細胞の中で脂肪酸・コレステロールの合成を活性化させるのと同時に、脂肪酸の分解を抑制する効果があります。

つまり、BMAL1(ビーマルワン)が多いときに食事をすると脂肪として蓄積されやすいということです。

人間の身体は就寝時間帯にあわせ身体にエネルギーを蓄積するように作られているのです。つまり、BMAL1(ビーマルワン)が少ないときを狙った食事でダイエット効果が期待できることにもなります。

それではBMAL1(ビーマルワン)の多いとき、少ないときはいつなのでしょうか通常の体内時計を持っている人なら、大体21時頃から増え始め、午前2時頃までに増殖のピークを迎えます。

1日で最もBMAL1(ビーマルワン)が少なくなるのが14時~15時頃です。ダイエットに霜降りの黒毛和牛が食べたくなったら夕食ではなく、昼食時間帯を少し過ぎた14時くらいに食べるべきでしょう。

内臓脂肪のためには肉や甘いものは、NG? 脂肪をためこみやすい時間帯がある ピーマル1(BMAL1)の働きを考慮する