GI値とカロリー ( 果物類 ) 38品目を調査果物は、ビタミン、ミネラル、食物繊維を豊富に含む健康的な食品ですが、果糖やブドウ糖も含むため、GI値(グリセミック・インデックス)やカロリーは品種によって異なります。以下に、一般的な果物のGI値、カロリー(100gあたり)、およびそれらが健康に及ぼす影響についてまとめます。
GI値とカロリー ( 果物類 )
食材 | カロリー | GI値 |
いちじく | 54 | 36 |
いちご | 34 | 29 |
オレンジ | 46 | 31 |
いよかん | 46 | 33 |
あんず(生) | 36 | 29 |
柿 | 60 | 37 |
キウイ | 53 | 35 |
グレープフルーツ | 38 | 31 |
さくらんぼ | 60 | 37 |
ざくろ | 56 | 37 |
スイカ | 37 | 60 |
なし | 43 | 32 |
洋なし | 54 | 36 |
パイナップル | 51 | 65 |
バナナ | 86 | 55 |
びわ | 40 | 32 |
ぶどう(巨峰) | 59 | 50 |
ぶどう(デラウェア) | 59 | 47 |
ぶどう(マスカット) | 59 | 48 |
ブルーベリー | 49 | 34 |
プルーン | 49 | 34 |
マンゴー | 64 | 49 |
みかん | 45 | 33 |
メロン | 42 | 41 |
桃 | 40 | 41 |
ゆず | 59 | 28 |
かぼす | 25 | 29 |
りんご | 54 | 36 |
レモン | 54 | 34 |
アボガド | 187 | 27 |
ジャム(いちご) | 262 | 82 |
ドライプルーン | 255 | 44 |
レーズン | 301 | 57 |
黄桃缶詰 | 85 | 63 |
パイン缶詰 | 84 | 62 |
みかん缶詰 | 64 | 57 |
さくらんぼ缶詰 | 74 | 69 |
果物のGI値とカロリーの影響
- 低GIの果物:
- 例: リンゴ、グレープフルーツ、イチゴ、ブラックベリー、アボカド
- 影響: 血糖値の上昇が緩やかで、食後の血糖値管理に適しています。特に、食物繊維が豊富なため、消化が遅く、満腹感が持続しやすいです。
- 中GIの果物:
- 例: バナナ(熟した)、マンゴー、メロン、ブルーベリー
- 影響: 血糖値の上昇は中程度。適量を摂取することで、エネルギー補給に適しています。ビタミンやミネラルが豊富で、抗酸化作用も期待できます。
- 高GIの果物:
- 例: パイナップル、スイカ
- 影響: 血糖値を急激に上昇させる可能性があり、特に糖尿病患者や血糖値管理が必要な人には注意が必要です。ただし、栄養価が高いため、食べる際は量を調整し、他の低GI食品と組み合わせることが推奨されます。
果物のカロリー
- 低カロリーの果物: スイカ、イチゴ、ブラックベリー、メロン
- 特徴: 水分が多く、カロリーが低いため、ダイエット中でも安心して摂取できます。
- 中カロリーの果物: バナナ、ブルーベリー、パパイヤ
- 特徴: ほどよいエネルギー源となり、適量であれば健康的なスナックとして最適です。
- 高カロリーの果物: アボカド
- 特徴: 健康的な脂肪を多く含むため、カロリーが高いですが、栄養価が高く、腹持ちが良いです。
果物の摂取に関するポイント
- 量と頻度の調整: 高GIの果物は適量にし、食事全体のGI値を考慮することが大切です。低GIの果物は、比較的自由に摂取可能ですが、カロリーを意識する必要があります。
- 食物繊維の効果: 果物に含まれる食物繊維は、消化を遅らせ、血糖値の急上昇を防ぎます。果物を丸ごと食べることで、食物繊維の摂取量が増え、GI値の影響を軽減できます。
- 組み合わせの工夫: 高GIの果物と低GIの食品やたんぱく質、脂質を組み合わせて食べることで、血糖値の上昇を抑えることができます。