糖尿病は、インスリンの作用不足のために糖質・脂質・タンパク質の代謝に異常をきたし、慢性的な高血糖の結果、特有の合併症をもたらす病気と定義されています。
糖尿病の食事療法として、日本では「男性は1600~1800キロカロリー、女性は1200~1400 キロカロリー」というように画一的なカロリー制限によって対応しています。
しかし、3大栄毒素のうち血糖を急上昇させるのは糖質だけなので、カロリー制限よりもどんな食べ物を摂るかのはうがはるかに重要です。カロリー制限でつらい思いをしていても、糖尿病の人が糖質を1 人前摂ると、血糖は必ず200mg/dl以上の異常高値になります。
従来の糖尿病食(高糖質食) では食後高血糖は絶対に防げません。一方、脂質やタンパク質を摂っても血糖は上昇しません。糖質制限食なら食後高血糖は生じないのです。