毒素を入れない、減らす、出すは食物繊維効果で
デトックスの基本は、1日の中でこまめに水を飲むでしたが、体にたまった毒を排出できるかどうかのカギは「腸」にあります。水分摂取による代謝アップももちろん解毒には大切ですが、解毒の70%は腸で行われます。腸をキレイに正常にすることで体内の解毒力を高めることができます。女性が気になる美肌もこの腸に深く関連しています。
普段から、便秘気味で、下腹がぽっこり、肌もがさがさという症状は、典型的な腸の解毒力低下によるものです。
ぜん動運動が低下した停滞腸の場合、ガスがたまりやすく、胸焼けやげっぷ、肌荒れなども引き起こします。そんな症状が気になるようなら積極的に摂取したいのは、穀類、野菜、果物、芋類といった食物繊維を豊富に含む食材です。
食物繊維には、水に溶ける水溶性食物繊維と水に溶けない不溶性食物繊維の2種類があります。その働きは、若干異なります。腸のバリア機能に役立つ食物繊維は、水溶性食物繊維のペクチンです。小腸の絨毛の成長が促進され、逆に水溶性食物繊維の摂取が少ない場合には、絨毛が萎縮して細胞と細胞の隙間から毒素が侵入しやすくなります。
毒素が溜まってしまうということです。
水溶性食物繊維はさらに大腸でビフィズス菌などの善玉菌を増やして、悪玉菌が産生するインドール、スカトールといった毒素を軽減する作用もあります。
不溶性食物繊維は小腸では、何もせず大腸で善玉菌を増やす作用もほとんどありませんが、便量を増加させて腸の壁を刺激し、便の排出を促す力が水溶性食物繊維より優れています。
腸全体の解毒力を高めて解毒するためには、水溶性食物繊維、便秘を解消するには、不溶性食物繊維が必要ということです。一般に野菜や豆類には、不溶性食物繊維が多く、果物、海藻、穀類には水溶性食物繊維が多く含まれます。
水溶性食物繊維(水に溶ける) | 不溶性食物繊維(水に溶けない) |
▼小腸で | ▼小腸で |
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▼大腸で | ▼大腸で |
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現代人は食物繊維が不足
腸の解毒力をアップさせるためには、食物繊維が非常に重要ですが、現代人は、年齢を問わず不足しているのが現状です。
不足を補うのは、食物繊維を多く含むものを摂取するのが一番ですが、たくさん摂ることが難しい場合には、便秘解消の専門サイトで紹介している食物繊維摂取方法が役立つでしょう。
レーズンやプルーン、あんずなどのドライフルーツには、食物繊維がたっぷり含まれています。そのまま簡単に食べられるので、外食が多いなど普段の食事で食物繊維をあまり摂れない人にはオススメです。
そのまま食べてもいいけれど、赤ワインなどに漬け込んでおくとやわらかくなって、これもおいしいです。ただ、腸の中で繊維に大事な栄養分がくっついて便と一緒に排泄されてしまいますので、食べ過ぎには注意します。
ダイエットと便秘に効く成分が凝縮されているナッツ&ドライフルーツ